第12回秋華賞
2007 / 10 / 21 ( Sun )
ダイワスカーレットが、桜花賞に続く2冠制覇
今年のハイレベルな3歳牝馬の女王を決める第12回秋華賞は、桜花賞馬ダイワスカーレット(安藤勝)の勝利で幕を閉じた。 第12回秋華賞のレース前には、ダイワスカーレット、ウオッカ(四位)及びベッラレイア(武豊)で人気を分け合っていたが、ダイワスカーレットが、3強対決に決着をつけた。 ダイワスカーレットは、好スタートを切ると、逃げるヒシアスペン(池添)から離れた2番手を抜群の手応えで追走した。 そして、ダイワスカーレットは、3コーナー辺りから馬なりでヒシアスペンを交わして早めに先頭に立ってリードを広げると、2着のレインダンス(武幸四郎)以降を寄せ付けずに、先頭でゴールした。 ダイワスカーレットの第12回秋華賞の勝利は、自ら早めに先頭に立つ横綱競馬によるものであり、内容的な価値は高い。 しかしながら、1000m通過59秒2、1400m通過1分25秒2のラップは、今の京都競馬場の高速馬場を考慮すると、スローペースである。 つまり、ダイワスカーレットの強さを否定するわけではないが、ウオッカとの差は、上がりの速い先行有利の展開に恵まれたものであることも否定できない。 よって、競馬理論は、ダイワスカーレットに今後も高い評価を与える必要があると判断しているが、ウオッカとの決着が完全についたとは考えていない。 つまり、秋華賞の勝利でダイワスカーレットのマークがきつくなれば、ペースが上がるので、ウオッカが逆転する可能性が高まると競馬理論では判断している。 第12回秋華賞の2着には、7番人気のレインダンスが入った。レインダンスは、縦長の展開の中段を無理なく追走し、向こう上面から徐々に押し上げ、3コーナーでは4〜5番手に取り付いた。 そして、ダイワスカーレットが先頭に立つと、レインダンスは、ダイワスカーレットを目標に追い出されたが、ダイワスカーレットとの差は詰まらず、1馬身1/4差の2着でゴールした。 レインダンスの第12回秋華賞の2着は、今年のレベルの高い3歳牝馬世代での好走であり、時計的にも内容的にも抜群である。 また、レインダンスがダービー馬ウオッカに並ばれても抜かさせなかったことは、非常に価値が高い。 よって、ひと夏で大きく成長したレインダンスに今後のレースでも大いに注目すべきと競馬理論では判断している。 一番人気のダービー馬ウオッカは、3着に敗れてしまった。 ウオッカは、スタートを切ると、1コーナーまで行きたがるそぶりをみせたが、四位騎手に抑えられ、後方15〜16番手からレースを進めた。 そして、ウオッカは、大外を回って進出し、直線でも大外から33秒2の脚で伸びてきたが、3着に破れてしまった。 ウオッカの第12回秋華賞の3着は、上がりの速い競馬で脚を余した感が強く、悲観すべき内容ではない。 よって、四位騎手がウオッカをもう少し前の位置に導いていれば、ダイワスカーレットと差のない競馬になっていただろう。 ただし、ウオッカは、レインダンスに並びかけたところで、脚色が同じになってしまったことには少々ガッカリした。 牝馬のダービー馬ということもあってウオッカは今後も人気になるので、実力と人気のバランスを考慮し、ウオッカの評価を決定していきたいと競馬理論では判断している。 3強の一角のベッラレイアは、4着に敗れた。 ベッラレイアは、一か八かの最後方集団から競馬を進め、直線勝負の競馬に徹した。 それが功を奏して、ベッラレイアは、レースナンバーワンの32秒9の脚で追い込んだが、いかんせんペースが遅すぎて、4着に追い込むのが精一杯であった。 ベッラレイアの第12回秋華賞の4着は、スローペースの展開で脚を余したものであり、ペースが上がれば好走できたはずである。 よって、ペースが上がりそうなレースや外が伸びる馬場で行われるレースでは、ベッラレイアに高い評価を与えるべきである。 競馬理論は、以上のように、ハイレベルな第12回秋華賞のレース内容を分析した。 今年の3歳牝馬のレベルの高さを考えると、第12回秋華賞の上位4頭の馬は、今後のG1戦線でも好走する可能性が高いので、常に注意を払う必要がある。 特に、ダイワスカーレット及びウオッカは、古馬や牡馬相手でも通用する可能性が高い。 よって、競馬理論のファンの方は、ダイワスカーレット及びウオッカに、今後のG1戦線でも大いに注目して欲しい。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
第58回毎日王冠
2007 / 10 / 12 ( Fri )
断然人気のダイワメジャーが敗れる
第58回毎日王冠は、馬単が4万円を越える波乱の決着となった。 その波乱の決着の主役を演じたのは、チョウサン(松岡)である。 チョウサンは、前走のニューマーケットカップで、準オープンクラスを勝ち上がったばかりだった。 それも、チョウサンの前走のニューマーケットカップの勝利は、開幕週のイン有利の馬場を中段のラチ沿いという絶好位から抜け出したものであり、展開に恵まれた感が強かった。更に、チョウサンの前走のニューマーケットカップの勝ち時計の2分00秒2は、500万下のブルーマーテルの勝ち時計の1分59秒5より大きく見劣っていた。 これらのことから、競馬理論は、チョウサンを軽視して予想してしまった。 レースでは、チョウサンは、中段よりやや後方の位置から競馬を進め、直線に向くと、馬群を縫うように抜け出して快勝した。 チョウサンの第58回毎日王冠の勝利は、ダイワメジャーが休み明けだったことなどに恵まれたのは確かだが、1分44秒2のレコード勝ちということからもわかるように、フロック視することはできない。 ただし、第58回毎日王冠以外のレース内容とあまりに異なる内容での勝利だったので、チョウサンにとっては、次走の天皇賞が試金石の一戦となりそうである。 第58回毎日王冠の2着には、アグネスアーク(吉田隼人)が追い込んだ。 アグネスアークは、チョウサンと並ぶようにレースを進め、直線では大外から追い込んだが、チョウサンに1馬身差まで迫ったところがゴールであった。 アグネスアークの第58回毎日王冠の2着は、大外を回らされてのものであり、チョウサンとの差はコース取りの差でしかなく、レース内容的には、チョウサンと同じ程度の評価を与えるべきである。 よって、競馬理論は、次走の天皇賞において、アグネスアークに、チョウサンと互角またはそれ以上の評価を与える予定である。 断然人気のダイワメジャー(安藤勝)は、人気を裏切り、3着に敗れてしまった。 ダイワメジャーは、ストーミーカフェ(中館)とコンゴウリキシオー(藤田)の逃げ争いを見る3番手からレースを進めた。 そして、ダイワメジャーは、4コーナーで早めに先頭に立ったが、安藤騎手に追われてもいつもの伸び脚をみせることができず、3着に敗れてしまった。 ダイワメジャーの第58回毎日王冠の3着は、休み明けで59キロの斤量及び断然人気で目標となる展開などを考慮すると、悲観すべき内容ではない。 よって、ダイワメジャーが、毎日王冠で敗れたチョウサン及びアグネスアークを逆転して、天皇賞で巻き返して好走することも可能であろう。 ただし、6歳の秋になったダイワメジャーに、G1を連勝した去年の秋の勢いを望むのは酷かもしれない。 第58回毎日王冠は、人気馬の総崩れによる大波乱の決着となった。 その大波乱の決着の主役となったチョウサン及びアグネスアークには、天皇賞でも注目すべきであろう。 ただし、天皇賞では、毎日王冠組と、アドマイヤムーンなどの別路線組との比較がポイントとなる。 競馬理論は、第58回毎日王冠及び第42回京都大章典を始めとするすべてのレースの内容及びメンバー構成を比較して、天皇賞を的中させようと考えている。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
第41回スプリンターズステークス
2007 / 10 / 04 ( Thu )
3歳牝馬アストンマーチャンが電撃の6ハロン戦を制す
第41回スプリンターズステークスは、3歳牝馬アストンマーチャン(中館)の逃げ切りで決着した。 競馬理論は、アストンマーチャンを、第41回スプリンターズステークスの自信の本命馬として予想した。 この予想方法を簡単に紹介したい。 まず、春のスプリント王決定戦の高松宮記念を圧勝したスズカフェニックスは、調教の時計こそ悪くはないが、調教の本数が明らかに不足しており、万全とは言えない仕上がり状態であった。 このことから、競馬理論は、スズカフェニックスの能力に敬意を払いつつも、本命評価とすべきではないと判断した。 そうなると、前哨戦のセントウルステークスを5馬身差で圧勝したサンアディユ(川田)に注目せざるを得ない。 しかしながら、競馬理論は、サンアディユよりも、アストンマーチャンを重視すべきと判断していた。 なぜならば、セントウルステークスを圧勝したサンアディユですら、北九州記念では、追っ付けながら先行するのが精一杯で、直線で馬場の綺麗な外に出せたにもかかわらず7着に敗れてしまった。 一方で、アストンマーチャンは、最初の3ハロン32秒台前半の超ハイペースの流れを、馬なりで3番手を追走できたが、馬場の悪いインに押し込まれてしまい、6着に敗れてしまった。 このような北九州記念を分析する限り、アストンマーチャンのレース内容は、サンアディユのレース内容を大きく上回っていた。 よって、アストンマーチャンは、サンアディユに先着する可能性が高く、初の1200m戦で未知の魅力のあるキングストレイル以外には負けないと判断し、競馬理論は、アストンマーチャンを自信の本命に予想した。 レースでは、アストンマーチャンは、抜群の好スタートを切ったローエングリン(四位)を制してハナを切ると、ペースを緩めずに33秒1のラップで逃げを打ち、4コーナーでは後続を引き離して勝負を決めた。 アストンマーチャンは、さすがにゴール前で脚が止まってしまったものの、4コーナーでの大きな貯金を生かして、2着のサンアディユに3/4馬身差をつけて先頭でゴールした。 アストンマーチャンの第41回スプリンターズステークスの勝利は、大雨の影響によるイン有利の馬場に多少恵まれたものの、ハイペースで逃げる横綱競馬でのものであり、内容的な価値は高い。 よって、3歳牝馬のアストンマーチャンが、今後のスプリント戦線でも常に中心となっていくだろう。 そのため、競馬理論は、アストンマーチャンに、今後も高い評価を与えていく。 ただし、外が伸びる馬場で行われるレースでは、内で先行して粘り込むアストンマーチャンよりも、キングストレイル(田中勝)やスズカフェニックス(武豊)に高い評価を与えるべきであろう。 第41回スプリンターズステークスの2着には、サンアディユが入った。 サンアディユは、アストンマーチャンから離れた2番手集団を進んだが、勝負どころで追走に苦労して、2着の確保も怪しい手応えであった。 しかしながら、サンアディユは、直線に向くと、しぶとい伸び脚を発揮して、アストンマーチャンに3/4馬身差まで迫った。 サンアディユの第41回スプリンターズステークスの2着は、ハイペースの展開及び馬込みの中での追走を克服してのものであり、前走のセントウルステークスの圧勝がフロックではなく、レース毎に力をつけていることを証明した。 よって、競馬理論は、今後の短距離戦線でもサンアディユに注目すべきと判断している。 第41回スプリンターズステークスの3着には、アイルラヴァゲイン(松岡)が2番手から粘り込んだ。 アイルラヴァゲインは、好スタートを切ると、アストンマーチャンから離れた2番手のインを進み、直線では2着を確保したようにも見えたが、ゴール前でサンアディユに差されてしまい3着に敗れた。 アイルラヴァゲインの第41回スプリンターズステークスの3着は、離れた2番手を追走できたことによって、楽なペースで逃げているのと同じ状態になったことによるものが大きい。 また、アイルラヴァゲインにとっては、大雨の影響によるイン有利の馬場も味方した。 なお、16番人気のタマモホットプレイ(石橋)が5着に最内を突いて5着に追い込んだことからも、第41回スプリンターズステークスがイン有利の馬場で行われたことがわかる。 よって、アイルラヴァゲインが、次走以降において、第41回スプリンターズステークスの好走で人気になるようであれば、競馬理論は、アイルラヴァゲインの評価を下げるべきと判断している。 第41回スプリンターズステークスの4着には、キングストレイル(田中勝)が追い込んだ。 キングストレイルは、初の1200mのペースに戸惑うことなく、中段よりやや後方を追走し、直線で大外から追い込んだが、外々を回らされるコースロスが響いて、4着が精一杯であった。 キングストレイルは、イン有利の馬場を大外から唯一追い込んだ馬であり、レース内容的には、勝ったアストンマーチャンと互角以上である。 よって、競馬理論は、今後のスプリント戦線において、キングストレイルにかなり高い評価を与えるべきと判断している。 また、春のスプリント王のスズカフェニックス(武豊)は、能力を発揮できずに、9着に敗れてしまった。 スズカフェニックスの敗因は、馬インフルエンザの影響の帰厩遅れによる調整不足であることが明らかであり、悲観することはない。 よって、スズカフェニックスが次走以降で巻き返す可能性はかなり高いだろう。 以上のように、第41回スプリンターズステークスでは、3歳牝馬のアストンマーチャンというスプリント戦線の新星が登場した。 アストンマーチャンやウォッカなどが牡馬相手のG1でも通用しているように、今年の3歳牝馬は、本当にレベルが高い。 競馬理論のファンの方は、今後も3歳牝馬(3歳世代)に大いに注目して欲しい。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
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