第55回神戸新聞杯
2007 / 09 / 28 ( Fri )
2歳チャンピオンのドリームジャーニーが復活
菊花賞トライアルの第55回神戸新聞杯は、2歳チャンピオンのドリームジャーニー(武豊)の復活劇となった。 改装後の阪神芝コースの2400mは、長い直線を騎手が意識するので、スローペースとなることが多いが、第55回神戸新聞杯は、逃げ馬が揃っていたこともあり、ハイペースとなった。 武豊騎手は、ドリームジャーニーの折り合いだけに注意を払い、ドリームジャーニーを馬群から離れた最後方に導いた。 そして、武豊騎手は、直線に向くまで追い出しを我慢して、大外にドリームジャーニーを導いた。 すると、ドリームジャーニーは、大外から抜群の伸び脚を発揮し、朝日杯フューチャリティーステークスを再現するように、内で粘る14頭をまとめて差し切った。 ドリームジャーニーは、外が伸びない馬場で行われたダービーでも5着に好走しており、能力的にこの程度走っても何ら不思議はない。 但し、ドリームジャーニーの第55回神戸新聞杯の勝利は、ハイペースの流れを最後方で折り合うという展開及び武豊騎手の好騎乗に恵まれたことも確かである。 よって、ドリームジャーニーが第55回神戸新聞杯の勝利によって本番の菊花賞でも過剰に人気になるようであれば、菊花賞ではドリームジャーニーの評価を下げるべきと競馬理論では判断している。 なぜなら、菊花賞は3000mの距離なのでスローペースになることが多く、ドリームジャーニーが折り合いを欠いてしまう可能性が低くないからである。 ただし、名手武豊騎手が菊花賞でも引き続き騎乗するようであれば、ドリームジャーニーが中段で折り合いをつけて差し切る可能性があることも否定できない。 そのため、競馬理論は、ドリームジャーニーが馬券に絡む確率と菊花賞での人気とを相対的に評価することによって、ドリームジャーニーの最終的な評価を決断する。 第55回神戸新聞杯の2着には、アサクサキングス(四位)が粘り込んだ。 アサクサキングスは、ダービー2着の実績を考えると、第55回神戸新聞杯の好走も当然と言える。 しかしながら、アサクサキングスのダービー2着は、イン有利の馬場を楽に逃げる展開に恵まれたものであり、内容的な価値は低い。 このため、アサクサキングスは、第55回神戸新聞杯において、単勝18.2倍の5番人気にとどまっていた。 レースでは、アサクサキングスは、逃げ争いをした2頭から離れた3番手の外を進み、4コーナーで早めに先頭に立ったが、ゴール前でドリームジャーニーの強襲にあってしまい、2着に敗れた。 アサクサキングスの第55回神戸新聞杯は、ハイペースを早め先頭という横綱競馬での2着であり、内容的にはドリームジャーニーと互角以上である。 つまり、アサクサキングスのダービーの2着は展開などに恵まれたものであるが、第55回神戸新聞杯の2着は、展開に恵まれたものではなく、夏の間に成長したことを示す。 よって、第55回神戸新聞杯で成長したレースを見せたアサクサキングスに、菊花賞でも高い評価を与えるべきである。 競馬理論は、武豊騎手で実力以上に人気となりそうなドリームジャーニーよりも、いつも人気にならないアサクサキングスに、菊花賞では高い評価を与えようと考えている。 第55回神戸新聞杯の3着には、ヴィクトリーが入った。 ヴィクトリーは、スタート後の一歩目が遅いので、逃げる競馬ができず、5番手のインから競馬を進めた。 そして、ヴィクトリーは、直線でもインを上手く突いたが、上位2頭から離されての3着が精一杯であった。 ヴィクトリーの第55回神戸新聞杯の3着は、何ら不利のない競馬にもかかわらず上位2頭から離されており、本番の菊花賞でも抑える競馬をしたのでは上位2頭を逆転することはできないだろう。 つまり、ヴィクトリーが菊花賞で好走するには、皐月賞のように逃げる自分の競馬をする必要がある。よって、ヴィクトリーが逃げられそうなメンバー構成の場合のみ、競馬理論は、ヴィクトリーを重視して予想しようと考えている。 圧倒的な1番人気のフサイチホウオーは、またしても人気を裏切って12着に敗れてしまった 。 フサイチホウオーは、中段からレースを進めたが、直線でまったく伸びず、見せ場すらなかった。 第55回神戸新聞杯のこのレース内容から、フサイチホウオーが復活する可能性は低いといわざるを得ない。 フサイチホウオーは人気先行タイプでもあるので、競馬理論は、フサイチホウオーの皐月賞のレース内容を高く評価しながらも、菊花賞では押さえ程度の評価にとどめるべきと判断している。 第55回神戸新聞杯を終えて、実力伯仲で混戦模様の菊花賞の有力馬が出揃った。 競馬理論は、第55回神戸新聞杯を含むステップレースのすべてを冷静に分析して、菊花賞を予想しようと考えている。 第55回神戸新聞杯組からは、特に、アサクサキングスに注目すべきと競馬理論では判断している。 競馬理論のファンの方は、競馬理論の菊花賞の予想をお楽しみに。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
第61回セントライト記念
2007 / 09 / 19 ( Wed )
ロックドゥカンブが無傷の4連勝で菊花賞の主役に躍り出る
第61回セントライト記念は、1番人気のロックドゥカンブ(柴山)が勝利を収め、2番人気のゴールデンダリア(柴田善)が2着に入る本命決着となった。 ロックドゥカンブは、好スタートを切ると、逃げ争いを見る4〜5番手の位置から競馬を進めた。 3コーナー辺りでは他馬が外を回って仕掛ける中、ロックドゥカンブは、じっくりとインで待機していたが、いつでも抜け出せる手応えであった。 そして、ロックドゥカンブは、直線に向いても馬群に包まれていたが、一瞬前が開くと、その狭い隙間の間隙を縫ってあっという間に先頭に立った。 その後、ゴールデンダリアが外から猛烈な脚で追い込んできたが、ロックドゥカンブは、ゴールデンダリアに並びかけられると、もう一度ゴールデンダリアを突き放し、1馬身1/4差の先頭でゴールした。 ロックドゥカンブは、第61回セントライト記念の勝利で4戦4勝となり、混戦の菊花賞戦線において一躍主役に躍り出た。 ロックドゥカンブの第61回セントライト記念の勝利は、ラジオNIKKI賞と同様に、好位の4〜5番手という絶好の展開に恵まれたと見ることもできる。 しかしながら、ロックドゥカンブの場合には、器用な先行力と圧倒的な能力によって、好きな位置から競馬を進めることができるのである。 また、ゴールデンダリアに並びかけられてからの脚を見る限り、ロックドゥカンブは、全能力を発揮しているとは思えず、ゴールデンダリアとは着差以上の能力差を秘めている。 よって、ロックドゥカンブが、最後のクラシックの菊花賞でも好走する可能性が高いと競馬理論では判断している。 第61回セントライト記念の2着には、ゴールデンダリアが追い込んだ。 ゴールデンダリアは、1枠からスタートを切ったが、後方2番手まで一旦下げて、徐々に外に持ち出されながらレースを進めた。 そして、ゴールデンダリアは、直線に向くと大外からまとめて差しきりそうな勢いで伸びてきたが、ロックドゥカンブに並びかけると、逆に突き放されてしまい、2着に敗れてしまった。 ゴールデンダリアの第61回セントライト記念の2着は、前残りのスローペースの中で大外から追い込んだことを考えると内容的には悪くない。 しかしながら、ロックドゥカンブにはまだまだ余裕があったので、ゴールデンダリアとロックドゥカンブとの差は決定的と判断していいだろう。 よって、菊花賞を始めとする今後のレースにおいて、ゴールデンダリアが、ロックドゥカンブに先着する可能性はかなり低いと競馬理論では判断している。 第61回セントライト記念の3着以下の馬は、ゴールデンダリアに3馬身以上の着差をつけられており、菊花賞で通用することはないだろう。 以上のように、第61回セントライト記念は、ロックドゥカンブの強さだけが目立った1戦であった。 ロックドゥカンブは、南半球産で遅生まれということもあって、今後の成長も予想される。 よって、今後の成長次第では、ロックドゥカンブが、無敗で菊花賞を制し、秋のG1戦線でも主役になる可能性を秘めている。 競馬理論のファンの方も、ロックドゥカンブの今後のレースには大いに注目して欲しい。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
第21回セントウルステークス
2007 / 09 / 14 ( Fri )
サンアディユがサマースプリントシリーズのチャンピオンとなる
サマースプリントシリーズの最終戦の第21回セントウルステークスは、11番人気の人気薄サンアディユ(川田)の圧勝で幕を閉じ、サンアディユが、2007サマースプリントシリーズのチャンピオンとなった。 サンアディユは、好スタートを切ると、逃げるゴールデンキャスト(小牧太)の2番手からレースを進めた。 そして、サンアディユは、直線に向いて川田騎手に追い出されると、後続を突き放し、2着のカノヤザクラ(上村)に5馬身差をつけてゴールした。 サンアディユの第21回セントウルステークスの勝利は、最初の3ハロン33秒4のスローペースを2番手から追走する展開及び開幕週のイン有利の馬場に恵まれたことは確かである。 しかしながら、展開や馬場状態に恵まれたとはいえ、一線級の短距離馬相手に5馬身差で快勝したこと自体には高い評価を与える必要がある。 つまり、第21回セントウルステークスにおいて、サンアディユは、マイペースで先行する自分の競馬さえできれば、G1のスプリンターズステークスでも通用するスピードがあることを示した。 よって、サンアディユがスプリンターズステークスで好走できるか否かは、マイペースで先行できる展開になるかどうか次第であろう。 サンアディユは、スプリンターズステークスでも楽に先行できるようであれば(先行馬が少ないメンバー構成であれば)、再度の圧勝劇まであり得るが、他の先行馬に競られるようであれば(先行馬が多いメンバー構成であれば)、北九州記念のように惨敗してしまうであろう。 中山の1200mでG1レースのスプリンターズステークスは、例年、超ハイペースになることが多いので、現時点では、サンアディユが惨敗する可能性のほうが高い。 しかしながら、サンアディユの第21回セントウルステークスの勝利もフロック視されるようであれば、先行馬へのマークが緩くなり、サンアディユが再度逃げ切る可能性が高まることを競馬理論のファンの方は忘れてはならない。 第21回セントウルステークスの2着には、カノヤザクラ(上村)が追い込んだ。 カノヤザクラは、中段のインからレースを進め、直線でも無駄な距離を走らないようにインから2着に追い込んだ。 3歳牝馬のカノヤザクラが古馬相手のG2で2着に追い込んだことから、今年の3歳馬のレベルの高さを改めて示した。 ただし、カノヤザクラの第21回セントウルステークスの2着は、開幕週のイン有利の馬場を最大限に生かしたものであり、内容的な価値は高くはない。 よって、カノヤザクラが第21回セントウルステークスの2着によって次走以降のレースで過剰に人気になるようであれば、馬券の期待値を高めるために、カノヤザクラの評価を下げる必要があると競馬理論では判断している。 第21回セントウルステークスにおいて1番人気のキンシャサノキセキ(藤田信二)は、人気を裏切って3着に敗れた。 キンシャサノキセキは、1200m戦のペースに戸惑うことなく、中段の馬込みの中から抜群の手応えでレースを進めた。 そして、キンシャサノキセキは、直線に向いて外に持ち出されたが、手応えの割にはジリジリとしか伸びず、3着に敗れてしまった。 キンシャサノキセキの第21回セントウルステークスの3着は、スローペースで前残りの展開に脚を殺されたのも確かである。 しかしながら、キンシャサノキセキの上がりの34秒0は、先行したサンアディユの上がりの33秒6を下回るものであり、今秋のG1を狙うキンシャサノキセキにとっては、休み明けを考慮してもガッカリさせるレース内容であった。 よって、この第21回セントウルステークスの内容では、キンシャサノキセキがスプリンターズステークスを始めとするG1を制覇する可能性は低い。 ただし、去年の秋や今年の春のレースを振り返る限り、キンシャサノキセキの能力がG1級であることは疑う余地がない。 よって、第21回セントウルステークスを叩いて一変して本来の能力を発揮できる状態となれば、キンシャサノキセキがG1で好走する可能性が高いと競馬理論では判断している。 以上のように、サンアディユが、サマースプリントシリーズのチャンピオンとなり、短距離戦線の中心に急浮上した。 そのサンアディユが、G1のスプリンターズステークスでも通用するかどうかが、今年のスプリンターズシリーズの大きなポイントとなりそうである。 競馬理論は、改装後の阪神コースよりもハイペースになりやすい中山コースでは、サンアディユが苦戦する可能性が高いと考えている。 一方、叩き2走目で一変可能な能力を秘めるキンシャサノキセキにスプリンターズステークスでは注目すべきと競馬理論では判断している。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
第43回札幌記念
2007 / 09 / 10 ( Mon )
第43回札幌記念の万馬券は的中可能な馬券であ
第43回札幌記念は、5番人気のフサイチパンドラ(藤田信二)が勝ち、2着に12番人気のアグネスアーク(津村)が入り、馬連20,390円、馬単35,370円の波乱の決着となった。 競馬理論は、マツリダゴッホ(安藤勝)を本命にしてしまったために予想としては外れてしまったが、2番手評価にフサイチパンドラ、3番手評価にアグネスアークを取り上げていた。 そのため、競馬理論のファンの多くの方が、タテ目を押さえていたようで、お礼のメール及び電話を頂いた。 予想が外れたにもかかわらず、本当にありがとうございました。 第43回札幌記念を制したのは、去年のエリザベス女王杯の覇者のフサイチパンドラであった。 第43回札幌記念には先行馬が不在ということもあり、1枠を引いたフサイチパンドラが逃げる可能性が高いと競馬理論では判断していた。 そこで、気難しいが能力は高いフサイチパンドラが、単騎で逃げられれば気難しさを出さずに能力を発揮できると判断し、競馬理論は、フサイチパンドラを重視すべきと考え、対抗評価とした。 このときに、思い切ってフサイチパンドラを本命に予想すればと後悔が残るが・・・。 フサイチパンドラは、1枠から好スタートを切ると、シルクネクサス(北村)との逃げ争いを制した。 その後、フサイチパンドラは、1000m通過60秒7のスローペースで逃げることができ、直線に入っても脚色が衰えることなく、アグネスアークの猛追を凌ぎ切って先頭でゴールした。 フサイチパンドラは、近走で敗戦を繰り返していたものの、エリザベス女王杯を制したG1馬であり、気難しさを出さずに能力さえ発揮できれば、この位走って当然である。 ただし、フサイチパンドラの第43回札幌記念の勝利は、マイペースで逃げる展開に恵まれたことを忘れてはならない。 よって、競馬理論は、フサイチパンドラの能力の高さについては今後も高い評価を与えつつも、気難しさを考慮して一枚割り引いて評価しようと考えている。 ただし、先行馬が不在のメンバー構成のときや包まれない外枠を引いたときには、フサイチパンドラに高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。 第43回札幌記念の2着には、アグネスアークが入った。 アグネスアークは、前走の漁火ステークスにおいて、休み明けで外を回ったにもかかわらず、第43回札幌記念で2番人気のサイレントプライド(横山典)と0秒3差で走っており、サイレントプライドを逆転する可能性が高いと判断していた。 また、アグネスアークは、大阪城ステークスにおいても、楽勝しそうな手応えで直線に向いたが、前が開かない大きな不利のために、6着に敗れてしまったが、内容的には勝ち馬を上回る。 これらのことから、競馬理論は、12番人気と人気薄のアグネスアークに高い評価を与えることができた。 レースでは、アグネスアークは、5番手のインをロスのないコース取りで進み、直線に向くと外に持ち出されて、逃げるフサイチパンドラとの差をひと追いごとに詰めたが、クビ差だけ届かずの2着に敗れた。 アグネスアークの第43回札幌記念の2着は、ロスのないコース取りを導いた津村騎手の好騎乗によるものが大きい。 しかしながら、アグネスアークは、非常に競馬が上手な馬であり、今後の重賞でも上手い位置取りから競馬を進めることができそうである。 また、アグネスアークは、出遅れて敗れたマイラーズカップを除けば崩れておらず、能力的に底を見せていない。 よって、競馬理論は、今後の重賞戦線においても、アグネスアークに高い評価を与えるべきと判断している。 第43回札幌記念の3着には、サクラメガワンダー(岩田)が追い込んだ。 サクラメガワンダーは、後方11〜12番手の外を進み、直線でも上がり33秒9の脚で追い込んだが、3着が精一杯であった。 サクラメガワンダーの第43回札幌記念の3着は、前残りのスローペースの流れを外から追い込んだものであり、内容的には上位2頭を上回る。 よって、競馬理論は、次走以降のレースにおいて、フサイチパンドラ及びアグネスアークの2頭よりも、サクラメガワンダーに高い評価を与えるべきと判断している。 第43回札幌記念で1番人気のマツリダゴッホは、7着に敗れてしまった。 マツリダゴッホは、道中力んで走っていたことが影響し、4コーナで先頭に並びかけたところで一杯になってしまい、7着に敗れてしまった。 マツリダゴッホの敗因は、休み明けだったことに尽きるだろう。 よって、次走以降でマツリダゴッホが巻き返してくる可能性は高いと競馬理論では判断している。 ただし、マツリダゴッホは、人気先行タイプなので、過剰に人気となるようであれば、馬券の期待値を高めるために評価を落とすことも考える必要がある。 以上のように、サマー2000シリーズ最終戦の第43回札幌記念は、馬連が2万円を超える波乱の決着となった。 競馬理論は、予想としては外れてしまったものの、波乱の主役となった馬を上位評価として取り上げていた。 このことから、競馬理論のファンの方は、競馬理論の予想の正しさを改めて分かっていただけたと思う。 今後も、競馬理論の予想をお楽しみに。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
第43回新潟記念
2007 / 09 / 03 ( Mon )
第43回新潟記念は、2番人気のユメノシルシ(吉田豊)が勝利を収めたものの、2着に10番人気のトウショウヴォイス(小林淳一)が飛び込む波乱の決着となった。
第43回新潟記念は、確たる逃げ馬が不在と言うこともありスローペースが予想された。 しかしながら、ペースが落ち着いたところで、休み明けのトップガンジョー(後藤)が折り合いを欠いてハナに立ってしまった。 その結果、第43回新潟記念は、平均よりやや早めのペースとなった。 第43回新潟記念を制したユメノシルシは、折り合いを欠いたトップガンジョーを先に行かして、3番手からレースを進めた。 ユメノシルシは、抜群の手応えで直線に向いたが、吉田騎手は、新潟の長い直線を意識して、仕掛けをギリギリまで遅らせた。 しかしながら、逃げたトップガンジョーが早めにバテてしまったこともあり、ユメノシルシは、残り300mあたりで早めに先頭に立ってしまったにもかかわらず、トウショウヴォイスの追い込みを凌ぎ切って、第43回新潟記念を勝利した。 ユメノシルシの第43回新潟記念の勝利は、先行して早め先頭という横綱競馬での勝利であり、内容的には着差以上の価値がある。 よって、一戦ごとに力をつけ充実著しいユメノシルシを、今後の重賞レースでも重視して予想すべきと競馬理論では判断している。 但し、第43回新潟記念に出走したメンバーのレベルを考えると、ユメノシルシが、一線級が出走するG1で通用する可能性は低いと言わざるをえないだろう。 第43回新潟記念の2着には、10番人気のトウショウヴォイスが2着に追い込んだ。 レース前の時点では、トウショウヴォイスは、ローカルのレベルの低い準オープンをハンデに恵まれて勝ちあがったばかりだったこともあり、競馬理論は、52キロの軽ハンデといえども、トウショウヴォイスを、格下馬とみなして無印評価としてしまった。 しかしながら、第43回新潟記念において、トウショウヴォイスは、後方集団の外目を進み、直線で大外に持ち出されると、出走馬中ナンバーワンの上がり33秒9の脚を使って2着に追い込んだ。 この第43回新潟記念の好内容からも分かるように、トウショウヴォイスは、5歳の夏にもかかわらず、1戦ごとに着実に力をつけている。 しかしながら、トウショウヴォイスの第43回新潟記念の2着は、52キロの軽ハンデと重賞にしては低レベルなメンバー構成に恵まれたものであることは忘れてはならない。 よって、トウショウヴォイスが、中央場所の重賞で通用する可能性は低いと競馬理論では判断している。 つまり、トウショウヴォイスが今後の重賞レースで通用する可能性があるとすれば、ローカルで行われるハンデ重賞くらいであろう。 第43回新潟記念の3着には、6歳牝馬のヤマニンアラバスタ(田中勝)が差し込んだ。 ヤマニンアラバスタは、中段よりやや後方の外目の位置を進み、直線では2着のトウショウヴォイスと並んで追い込んだが、3着止まりであった。ヤマニンアラバスタは、一昨年の新潟記念を含む重賞2勝馬であり、更に、オークスで3着の実績もある。 つまり、ヤマニンアラバスタは、復調さえすれば、この位走っても何ら不思議のない能力を秘めている。 よって、第43回新潟記念の3着が復調へのきっかけとなれば、ヤマニンアラバスタが、秋の牝馬の重賞戦線で好走する可能性が高いと競馬理論では判断している。 1番人気で競馬理論の本命馬のアドマイヤモナーク(安藤)は、6着に敗れてしまった。 アドマイヤモナークは、後ろから3番目の位置を進み、直線でメンバー中最速タイとなる33秒9の末脚で追い込んだが、上位争いに加わることはできなかった。 第43回新潟記念は、戦前の予想よりもペースが速く、トウショウヴォイスが2着に追い込んでいるように、追い込み馬にとっても不利な流れではなかった。 よって、アドマイヤモナークの敗因は、単なる力不足と判断せざるを得ない。 よって、競馬理論は、次走以降でも人気になるようであれば、アドマイヤモナークに高い評価を与えるべきではないと判断している。 以上のように、第43回新潟記念は、ユメノシルシの完勝で幕を閉じた。 この第43回新潟記念の勝利によって、ユメノシルシは、サマー2000シリーズのポイント争いでトップに立った。 札幌記念の結果次第では、ユメノシルシは、サマー2000シリーズのチャンピオンとなるが、第43回新潟記念の勝利は、サマー2000シリーズのチャンピオンに相応しい内容であった。 競馬理論は、ユメノシルシに、今後の重賞戦線でも注目していきたいと考えている。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
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