第74回日本ダービー(東京優駿)
2007 / 05 / 29 ( Tue )
第74回日本ダービー(東京優駿)は、ウォッカ(四位)が64年ぶりとなる牝馬によるダービー制覇の達成で幕を閉じた。


また、2着には、14番人気のアサクサキングス(福永祐一)が粘り込み、第74回日本ダービーは、馬単97,890円、3連単2,155,760円という大波乱の決着となった。


第74回日本ダービーが大波乱の決着となった最大の要因は、先週の競馬とは一変してインが有利となっていた東京競馬場の芝コースの馬場状態といえる。


オークスが行われた先週の先週の芝コースとダービーが行われた今週の芝コースは、いずれもCコースであり、急激な変化は通常ならば起こりえない。


しかしながら、ダービーDAYの芝コースでは、6Rで8頭中7番人気のリバイバルシチー(福永祐一)の逃げ切り勝ち、8Rで14頭中9番人気のオートゼウス(小林淳一)の逃げ切り勝ちなどのように、インを通って競馬を進めた馬がことごとく活躍していた。


競馬理論は、ダービーの前日の土曜日の競馬を分析したときにも、インが有利になっているのではないかと思ったのだが、先週と同じCコースで馬場状態がそんなに大きく変わるはずがないと判断し、馬場状態よりも能力を重視して予想してしまった。


そのため、第74回日本ダービーが行われた日の予想は、的外れなものとなってしまった。
競馬理論のファンの方には、迷惑を掛けたが、来週以降の予想で巻き返していこうと思っている。


なお、急激にインが有利になった理由は、金曜日の大雨による影響(東京競馬場の競馬理論を参照)などが考えられるが、土曜日の午後の時点で芝コースは既に良馬場に回復していることを考えると現時点では不明であるが、金曜日の大雨の影響を心配したJRAが、芝コースの内側にローラーをかけて馬場を固めたことなどが影響したものだろうと競馬理論では推定している。



競馬理論のファンの方も、当日のレース結果から馬場のどこが有利かどうかを判断し、馬券を購入して頂けるようになれば、当日の馬場状態の急変にも対応できるようになるだろう。


第74回日本ダービーを制したのは、牝馬のウォッカである。
ウォッカは、2歳時に行われた阪神ジュベナイルフィリーズにおいて、古馬の準オープンを1秒以上上回る時計で快勝しており、牡馬でも通用する能力を秘めていると競馬理論では分析していた。


更に、桜花賞を制したダイワスカーレットがオドマイヤオーラ(岩田)と1勝1敗であることや、ピンクカメオがNHKマイルカップを制したことを考えると、今年の3歳牝馬のレベルは高く、ウォッカが第74回日本ダービーを制しても何らおかしくない。


しかしながら、競馬理論は、ウォッカの2400mへの適性が分からなかったので、ウォッカを本命に予想できなかった。


競馬理論は、フサイチホウオーの能力に疑問を持ちながらも、ウォッカではなく、断然人気のフサイチホウオーを本命に予想してしまったことを深く反省している。
これを糧に、競馬理論は、実力的に疑問の馬が人気になったときには、思い切った予想をしようと心掛けていく。


ウォッカは、第74回日本ダービーにおいて互角のスタートを切ると、中段よりやや後方のインで競馬を進めた。


そして、ウォッカは、直線に向いて前が開くと、牝馬特有の上がり33秒0の切れる脚を使って抜け出し、2着のアサクサキングスに3馬身差をつけて快勝した。


ウォッカの第74回日本ダービーの勝利は、イン有利の馬場に多少恵まれたとはいえ、内容的にも完勝といっていいだろう。


第121回目黒記念において、3歳馬のココナッツパンチ(吉田豊)が、ハンデに恵まれたとはいえ、有馬記念2着で現在の古馬のトップクラスのポップロックにクビ差まで迫ったことを考えると、ウォッカは、現役最強馬であるといっても言い過ぎではないだろう。


よって、競馬理論は、ウォッカがどのような路線に進もうとも、今後のレースでは常に重視して予想しようと考えている。


ウォッカは、秋には、ディープインパクトが敗れた凱旋門賞に向かう計画があるようだが、凱旋門賞では、3歳牝馬にとって斥量が有利なので、ウォッカが、日本の競馬界悲願の凱旋門賞制覇を果たす可能性は高いと競馬理論では判断している。


2着には、14番人気のアサクサキングス(福永祐一)が逃げ粘った。


アサクサキングスは、皐月賞馬ヴィクトリー(田中勝春)の出遅れにも恵まれ、1000m通過60秒5のスローペースで逃げることができ、2着に粘り込むことができた。


第74回日本ダービーにおけるアサクサキングスの2着は、イン有利の東京の馬場とスローペースの展開に恵まれたものである。


但し、アサクサキングスは、百日草特別で皐月賞2着のサンツェッペリン(松岡)を、きさらぎ賞でナムラマース(藤岡祐)を破った実績があるように、マイペースで逃げたときには無類の強さを発揮するタイプであり、第74回日本ダービーで2着に好走しても驚きはない。


しかしながら、近2走の敗戦とヴィクトリーの逃げが予想された第74回日本ダービーにおいて、アサクサキングスの好走をレース前に予想するのは困難であったが、逃げ・先行馬については、常に注意を払うべきであったことは反省材料である。


競馬理論は、マイペースで先行できそうなレースにおいては、アサクサキングスを今後も重視して予想すべきと判断している。


3着には、アドマイヤオーラ(岩田)が追い込んだ。


アドマイヤオーラは、断然人気のフサイチホウオーをマークする位置から競馬を進め、直線ではフサイチホウオーの外に持ち出されたが、大きくフラついてしまい、ウォッカから大きく遅れての3着止まりであった。


アドマイヤオーラは、上位2頭には離されてしまったものの、フサイチホウオーをマークする競馬での3着であり、内容的には悪くない。


また、アドマイヤオーラは、直線でフラつく若さも見せており、これらを総合すると、ウォッカとの着差ほど能力差はない。


つまり、アドマイヤオーラは、3歳牡馬の中では、トップクラスの能力を秘めおり、血統的にも魅力があるので、今後の成長次第では、G1レースをも狙えるだろう。


競馬理論が穴馬として推奨したドリームジャーニー(蛯名正)は、5着であった。
ドリームジャーニーは、自分の競馬に徹して、最後方からレースを進め、大外から33秒1の脚で追い込んだものの、このスローペースの流れでは5着が精一杯であった。


第74回日本ダービーにおけるドリームジャーニーの5着は、イン有利の馬場とスローペースの展開を最後方から5着に追い込んでおり、レース内容的にはウォッカに続くものである。


ドリームジャーニーは、後方から競馬を進める脚質のため、成績こそ安定しないが、常にいい脚で追い込んでおり、さすがG1馬というレースを繰り返している。


ドリームジャーニーは、実績の割に人気にならないタイプでもあるので、競馬理論は、今後のレースにおいても、ドリームジャーニーを重視して予想しようと考えている。


断然人気のフサイチホウオー(安藤勝)は、見せ場なく7着に敗れた。
フサイチホウオーは、スローペースの流れで前に壁を作れなかったことで折り合いを欠いて競馬にならず、7着に敗れた。


競馬理論では、以前から安藤騎手の折り合いのつけ方には疑問を持っていたが、第74回日本ダービーでもそれが露呈した。


しかしながら、フサイチホウオーは、単勝1.6倍の断然人気となってしまったが、人気ほどの実力を秘めていないことも確かであり、折り合いをつけられなかった安藤騎手だけを責めるわけにはいかない。
競馬理論は、第74回日本ダービーのレース展望でも述べたように、レース前からフサイチホウオーが圧倒的な能力を秘めているとは考えていなかった。


なぜならば、これまでのすべてのレース(共同通信杯の競馬理論皐月賞の競馬理論)において、フサイチホウオーは、展開やメンバーに恵まれて好走していたからである。
それを分かっていながらも、競馬理論は、能力の底を見せていなかったフサイチホウオーを、競り合いに強いシンザンタイプと仮定して、本命に予想してしまった。


しかしながら、第74回ダービーにおいて、フサイチホウオーの能力の底がはっきりと確認された。
よって、競馬理論は、これまでの分析結果を信じて、今後のレースにおけるフサイチホウオーを正当に評価していこうと考えている。


以上のように、第74回日本ダービーは、牝馬のウォッカの圧勝で幕を閉じた。
ウォッカは、ディープインパクトがターフを去った後の、新たなスターホースといっていいだろう。


ウォッカが、ディープインパクトが果たせなかった凱旋門賞を制覇し、ディープインパクトを上回るスターホースになり、日本の競馬を盛り上げてくれることを競馬理論では期待している。



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第2回ヴィクトリアマイル
2007 / 05 / 13 ( Sun )
第2回ヴィクトリアマイルも、NHKマイルカップに続き、大波乱の決着となった。

その大波乱の第2回ヴィクトリアマイルを制覇したのは、コイウタ(松岡)である。コイウタは、東京のマイル戦のクイーンカップ1着、桜花賞3着、ダービー卿チャレンジトロフィー3着など得意のマイル戦ならば重賞でも活躍していた。


しかしながら、牝馬の一線級が相手となる第2回ヴィクトリアマイルにおいては、コイウタの能力では得意のマイル戦であっても厳しいと競馬理論は判断し、無印評価としてしまった。競馬理論は、第2回ヴィクトリアマイルのレースが終わってからも、コイウタを、能力的には無印評価レベルであると判断している。


但し、当日の馬場状態を考慮できれば、アサヒライジングを本命にし、コイウタを抑え評価にすることは可能であったと考えている。第2回ヴィクトリアマイルが行われた日の東京の馬場は、内3〜4頭分が極端に荒れていたので、逃げ馬を含む多くの馬がラチ沿いから離れて競馬を進めた。


このため、高速馬場で上がりが速い競馬が続いているにもかかわらず、多くの騎手が外を回り過ぎる結果となってしまい、この日の東京競馬場の芝のレースでは、逃げ馬や先行馬などの荒れた馬場の少し外を通った馬が活躍していた。つまり、第2回ヴィクトリアマイルが行われた日の東京競馬場の芝コースでは、大外から追い込む馬は皆無に近い状態となっていた。


よって、第2回ヴィクトリアマイルをレース直前に予想したとすれば、外から追い込むカワカミプリンセス(武幸四郎)、スイープトウショウ(池添謙一)、アドマイヤキッス(武豊)及びジョリーダンス(安藤勝)を本命に予想することはないだろう。逆に、先行するアサヒライジング又は内枠を引いたディアデラノビア(岩田)を重視して、予想しただろう。


競馬理論は、ファンの方に予想を提供するために、前日に予想せざるを得ないので、馬場状態の急変には対処できない。よって、競馬理論のファンの方は、競馬理論の予想を基に、自分で馬場状態を考慮できるように是非なって欲しい。



それでは、第2回ヴィクトリアマイルのレース回顧に戻る。


コイウタは、好位の5〜6番手から競馬を進め、直線では有力各馬が外を回る中、ポッカリと開いたインを突き、逃げるアサヒライジング(柴田善)を捕えて、第2回ヴィクトリアマイルを先頭でゴールした。
このコイウタの勝利は、荒れた馬場の少し外を走らせた松岡騎手の好騎乗とスローペースの展開に恵まれたものである。


よって、コイウタが次走以降のレースにおいて第2回ヴィクトリアマイルの勝利によって過剰に人気になるようであれば、競馬理論は、コイウタを押さえ程度の評価にとどめるべきと判断している。


2着には、逃げたアサヒライジングが粘り込んだ。アサヒライジングは、競りかけてくる馬もおらず、1000m通過58秒2のマイペースで逃げることができた。


そして、アサヒライジングは、直線でも馬場の4分どころを走って粘り込みを図ったが、コイウタにインから差されて2着に敗れた。アサヒライジングは、今年に入っての2戦は惨敗続きだったが、去年のG1での接戦歴を考えると、この程度走って当然といえる。


しかしながら、アサヒライジングの第2回ヴィクトリアマイルでの2着は、コイウタの勝利と同様に、内側数頭分が荒れた馬場状態とスローペースの展開に恵まれたものである。よって、第2回ヴィクトリアマイルの2着だけで、アサヒライジングが完全復調なったと考えるのは早計であると競馬理論では判断している。


そのため、アサヒライジングが完全復調なったかどうかについては、次走以降で判断しようと競馬理論では考えている。3着には、デアリングハートが入った。


デアリングハートは、勝ったコイウタの外から競馬を進めて、直線では馬込みを割って、上がり33秒4の脚で追い込んだが届かず3着に敗れた。デアリングハートとコイウタとの差は、コース取りの差でしかなく、実力的には互角以上といえる。


よって、デアリングハートとコイウタの枠順が逆であれば、着順も逆になっていただろう。競馬理論は、得意な1800m以下の距離であれば、今後も、デアリングハートに注目して予想すべきと考えている。桜花賞馬キストゥヘブン(横山典)は、先行して4着止まりであった。キストゥヘブンは、逃げたアサヒライジングから離れた2番手を進む絶好の展開にもかかわらず、直線で伸びを欠いて4着に敗れた。


よって、キストゥヘブンの第2回ヴィクトリアマイルのレース内容は、4着の着順ほどの価値はない。
そのため、桜花賞馬のキストゥヘブンが、今後の重賞で活躍する可能性は低いと競馬理論で判断している。


前哨戦の阪神牝馬ステークスを制したジョリーダンス(安藤勝)は、5着に敗れた。ジョリーダンスは、外枠からの発走ということもあり、常に外を回らされ、直線に向いて大外から32秒9の脚で追い込んだものの、5着が精一杯であった。


ジョリーダンスは、第2回ヴィクトリアマイルにおいて5着に敗れはしたものの、スローペースの展開と大外に振られたロスを考慮すると、レース内容的には一番といっていいだろう。よって、無事に秋のG1レースを迎えることさえできれば、ジョリーダンスが好走する可能性は高い。


競馬理論は、ジョリーダンスの今後の活躍を期待している。


人気のカワカミプリンセス(武幸四郎)及びスイープトウショウ(池添)は見せ場なく敗れた。カワカミプリンセスは、距離や馬場状態など様々な敗因が考えられるが、まったく見せ場がなかったことを考えると、最大の敗因は体調であろう。


カワカミプリンセスが能力的に現役牝馬最強であることは疑う余地がないので、体調さえ立て直してくれば、カワカミプリンセスは復活できる。競馬理論は、強いカワカミプリンセスの復活劇を期待している。


もう一頭の人気馬のスイープトウショウは、外が伸びない馬場に殺されたのも確かだが、6歳牝馬でピークを過ぎたというのが正直な感想である。よって、力が衰えたスイープトウショウに往年の実績程度の評価を与えるべきではないと競馬理論では判断している。


以上のように、第2回ヴィクトリアマイルは、インが荒れた馬場状態とスローペースの展開により、大波乱の結果となった。その第2回ヴィクトリアマイルでは、5着に破れたジョリーダンスのレース内容が目を引いた。


よって、競馬理論は、ジョリーダンスの今後のレースに注目していこうと考えている。
また、現役牝馬実力ナンバーワンのカワカミプリンセスの復活劇にも注目していきたいと競馬理論では考えている。


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第12回NHKマイルカップ
2007 / 05 / 06 ( Sun )
第12回NHKマイルカップは、3連単973万9870円という歴史的な大波乱の決着となった。


第12回NHKマイルカップで大波乱を演じたのは、ピンクカメオ(内田博)及びムラマサノヨートー(小林淳)であった。
ピンクカメオは、2走前の菜の花賞でイクスキューズ(横山典)を破っていることから、能力的にまったく通用しないという評価ではないにせよ、前走の桜花賞でダイワスカーレットから2秒遅れの14着に敗れており、レース前に馬券の対象として評価するのは困難であった。
また、ムラマサノヨートーは、前々走の芝1600m戦でダービートライアル2着馬のプラテアードを破っているという実績はあるものの、前走のニュージーランドトロフィーで14着に敗れており、好走を予想するのはかなり困難である。
殆どのレースは、レースが終わってからであれば、結果に対する理由付けができるものだが、第12回NHKマイルカップは、結果の理由が分からない数少ないレースとなってしまった。
競馬理論は、第12回NHKマイルカップを緻密に分析することによって、第12回NHKマイルカップのような結果に対する理由付けができないレースを一つでも減らしていきたいと考えている。


それでは、第12回NHKマイルカップを振り返る。
勝ったピンクカメオは、中段の後方から競馬を進めたが、3コーナー過ぎに外から被されて動けず、4コーナーでは最後方となってしまった。
そして、ピンクカメオは、直線に向いても前が塞がっていたが、内田騎手によって大外に持ち出されると抜群の伸び脚を発揮し、内の17頭をまとめて差しきって先頭でゴールインした。
結果的には、有力馬が道悪を意識して早仕掛けとなる中、前が塞がって仕掛けが遅れたことが、ピンクカメオには味方した。
これは、1着馬から4着馬の四頭のうち、ローレルゲレイロ(藤田信二)を除く三頭が後方から競馬を進めた馬であることから、第12回NHKマイルカップがハイペースであったことがわかる。
また、ピンクカメオは、やや重の馬場を最後方からごぼう抜きして差し切っていることから、重馬場も得意なのだろう。
以上のように、ピンクカメオの第12回NHKマイルカップの勝利は、ハイペースの展開や馬場状態に恵まれた可能性は高い。
しかしながら、ピンクカメオが牡馬の一線級相手を差し切ったこと自体は、評価しなければならない。
更に、桜花賞の惨敗などもあり成績が安定しないので、ピンクカメオの次走以降での評価は非常に難しい。
ただし、ピンクカメオが、次走のオークスで2強(ダイワスカーレット及びウォッカ)を破る可能性は低いと競馬理論では判断している。


2着は、一番人気のローレルゲレイロ(藤田信二)であった。
ローレルゲレイロは、先行集団の外々を進む正攻法の競馬でレースを進めた。
ローレルゲレイロは、直線に向いたところで早くも先頭に並びかける勢いであったが、藤田騎手は、ギリギリまで追い出しを我慢した。
そして、ローレルゲレイロは、藤田騎手に追い出されるとジリジリと伸び先頭に立ったが、ゴール寸前でピンクカメオの強襲にあい、2着に敗れてしまった。
これで、ローレルゲレイロは、NHKマイルカップで5度目の重賞2着となってしまった。
しかしながら、先行馬総崩れの展開の中、早め4番手から2着に粘り込んだローレルゲレイロのレース内容は、NHKマイルカップ出走馬中ナンバーワンといえる。
よって、ローレルゲレイロが、重賞を制覇して2勝目を手にする日は近いと競馬理論では判断している。


3着には、18番人気のムラマサノヨートー(小林淳一)が追い込んだ。
ムラマサノヨートーは、ピンクカメオの外側からレースを進め、直線では馬群を割って追い込み、一瞬先頭に立ったものの、ゴール前でピンクカメオ及びローレルゲレイロの二頭に外から交わされて3着に敗れた。
ムラマサノヨートーの3着も、ピンクカメオの好走と同様に、ハイペースの展開や馬場状態に恵まれたものである。
よって、ムラマサノヨートーにとっては、次走が試金石の一戦となるであろう。


人気のアサクサキングス(武幸四郎)及びオースミダイドウ(岩田康)は、先行したもののハイペースの展開に巻き込まれてしまい、11着及び12着に敗れてしまった。
アサクサキングスは、同じく先行したローレルゲレイロが2着に粘っていることを考慮すると、現時点においてG1では力不足といえるだろう。
つまり、アサクサキングスは、一線級相手では力不足なので、今後のG1で通用する可能性は低い。
一方、オースミダイドウは、休み明けで折り合いを欠いたことを考慮すると、第12回NHKマイルカップのレース内容は度外視することもできる。
よって、オースミダイドウは、次走以降で一変する可能性まであり得ると競馬理論では判断している。
ただし、折り合いの難しさを考えると、オースミダイドウが2400mのダービーで通用する可能性は低いだろう。
一方、マイル以下の距離であれば、オースミダイドウがスピードを生かして一線級相手でも通用する可能性があり得ると競馬理論では判断している。


以上のように、第12回NHKマイルカップでは、重賞史上最高配当が飛び出した。
この第12回NHKマイルカップの大波乱の結果は、雨によるやや重の馬場やハイペースの展開など様々な要因によってもたらされたものであり、出走各馬の実力を正確に反映したものではない。
よって、第12回NHKマイルカップの結果は、出走各馬の次走以降の走りに直結しない可能性が高いと競馬理論では判断している。
ただし、ローレルゲレイロの2着は、内容的に非常に価値が高いので、ローレルゲレイロの次走以降での重賞制覇に競馬理論のファンの方は期待して欲しい。



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