第37回高松宮記念
2007 / 03 / 20 ( Tue )
第37回高松宮記念は、スズカフェニックス(武豊)の強さだけが目立った一戦となった。


競馬理論は、レース前にスズカフェニックスの強さを認めていたものの、最初の3ハロン(600m)で35秒を切る競馬を経験したことがないので、中京1200mの超ハイペースについていけるかどうかが問題になると考えていた。


実際のレースでは、スズカフェニックスは、ディバインシルバー(帆苅)が逃げた33秒8のペースを、中段の6〜7番手の外で追走した。


そして、スズカフェニックスは、4コーナで早くも先行集団を射程圏に入れると、後は独壇場となり、2着のペールギュント(上村)に2馬身半差で快勝した。電撃の1200m戦のG1での2馬身半差は、圧勝と言えるだろう。


この競馬を見る限り、スズカフェニックスは、今後の短距離戦線の中心となるであろう。よって、スズカフェニックスが、春の大目標の安田記念でも好走する可能性が極めて高いと競馬理論では判断している。


2着には、13番人気のペールギュント(上村)が飛び込み、波乱を演出した。ペールギュントは、8枠17番からの発走ということもあり、大外から競馬を進めた。そして、ペールギュントは、直線に向くと、勝ったスズカフェニックスよりも更に外から脚を伸ばし、プリサイスマシーンを捕えて2着に追い込んだ。


ペールギュントの2着は、内が荒れた馬場に助けられた感も否めないが、短距離戦の適性の高さも示した。よって、ペールギュントが短距離路線に進むようであれば、今後のレースでもペールギュントに注目する必要がある。


但し、ペールギュントは、追い込み一手の極端な脚質なので、イン有利な馬場で行われるレースやペースが落ち着きそうなレースでは、脚を余す可能性が高いことを忘れてはならない。


つまり、ペールギュントの今後のレースには注目すべきだが、ペールギュントを中心視して予想することは危険が伴うと競馬理論では判断している。

3着には、スズカフェニックスと人気を分け合ったプリサイスマシーン(安藤勝)が入った。プリサイスマシーンは、スズカフェニックスにマークされるように、好位の外から競馬を進めた。


そして、プリサイスマシーンは、4コーナでスズカフェニックスに並ばれると、あっという間に交わされてしまったが、その後しぶとさを見せて、3着に粘り込んだ。


プリサイスマシーンは、自ら勝ちに行っての競馬で3着を確保したことからレース内容的には悪くないが、スズカフェニックスとは決定的な能力差を見せつけられた。

よって、プリサイスマシーンは、今後のレースで、スズカフェニックスを逆転する可能性はかなり低い。但し、プリサイスマシーンは、常に安定して走る馬なので、メンバー次第では今後の短距離重賞でも好走するであろう。


特に、最も得意な1400m戦では、プリサイスマシーンを重視して予想すべきと競馬理論では判断している。


4着には、競馬理論の穴馬のビーナスライン(秋山)が最後方から追い込んだ。ビーナスラインは、2枠4番からの発走であったが、一旦最後方に下げて、大外に持ち出され、4着に追い込んだ。


このレース内容を振り返る限り、ビーナスラインが、外枠を引いていれば、2着に追い込んでいた可能性が高い。

このように、ビーナスラインは、1200m戦ならば常にいい脚を使うので、今後も1200mの重賞では要注意と競馬理論では判断している。以上のように、第37回高松宮記念は、短距離界の新星のスズカフェニックスの圧勝劇で幕を閉じた。


スズカフェニックスは、高松宮記念で追い込み一手の脚質からも脱皮したので、今後は安定した競馬ができるはずである。

よって、スズカフェニックスが、今年の短距離戦線のG1の中心になっていくと競馬理論では判断している。


スズカフェニックスは、春の最大目標の安田記念で、まずはマイル王となるようであれば、秋の天皇賞をも狙えるであろう。競馬理論のファンの方は、スズカフェニックスの今後のレースに大いに注目して欲しい。


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第55回阪神大章典
2007 / 03 / 12 ( Mon )
第55回阪神大章典では、長距離適性の高いアイポッパー(武豊)が、断然人気のドリームパスポート(安藤勝)を破った。


アイポッパーは、折り合いを欠くドリームパスポートをマークする4番手の位置でスムーズに折り合って競馬を進めた。そして、アイポッパーは、直線に向くと、早めに抜け出したドリームパスポートとの競り合いをクビ差だけ制して、先頭でゴールインした。

ただし、アイポッパーとドリームパスポートとの差は、折り合いの差といっても過言ではないだろう。しかしながら、アイポッパーは、58キロを克服して、ドリームパスポートを差し切っており、内容的には高い評価を与えるべきである。


また、アイポッパーは、一昨年の天皇賞春で3着、昨年の天皇賞春で4着と惜しい競馬をした実績があり、一線級が抜けて混戦が予想される今年の天皇賞では、アイポッパーが、ステイヤーの素質を生かして好走する可能性が高い。


よって、競馬理論は、天皇賞において、距離適性の高いアイポッパーに、昨年及び一昨年の天皇賞以上の評価を与えるべきと判断している。


特に、アイポッパーに引き続き名手武豊騎手が騎乗するようであれば、要注意である。

一方、断然人気のドリームパスポートは、2着に敗れた。ドリームパスポートにとっては、第55回阪神大章典のメンバー構成であれば、楽勝しなければならないレースであったにもかかわらず、敗れてしまった。


この第55回阪神大章典の敗因は、ドリームパスポートが、予想以上のスローペースに苦しみ、終始折り合いを欠いてしまったことに尽きる。


ドリームパスポートが普通の馬であれば、これだけ折り合いを欠いてしまえば惨敗してもおかしくないが、G1で3度の2着の底力を発揮し、2着に粘り込んだ。

よって、競馬理論は、敗れはしたものの、ドリームパスポートのレース内容を高く評価している。ただし、本番の天皇賞でもペースが落ち着くようであれば、ドリームパスポートが折り合いを欠く可能性がありうることを頭に入れておかなければならない。


そのため、天皇賞の出走メンバー次第(予想されるペース次第)で、天皇賞におけるドリームパスポートの評価を決定しようと競馬理論では判断している。

それにしても、最近、安藤克己騎手が騎乗している馬が、折り合いを欠くケースを頻繁に目にする。例えば、重賞では、キンシャサノキセキも、折り合いを欠いて敗戦を繰り返している。


安藤克己騎手は、追うという意味では一流ジョッキーであるが、折り合いをつけるのは元々から上手なジョッキーではない。だが、最近の安藤騎手は、以前にも増して折り合いをつけるのが下手になっている。

よって、競馬理論は、折り合いに難がある馬に安藤騎手が騎乗した場合には、評価を下げるべきと考えている。3着には、トウカイトリック(池添)が追い込んだ。トウカイトリックも、アイポッパーと同様に、長距離戦ならば安定して走る典型的なステイヤーである。


なお、トウカイトリックの阪神大章典の3着は、超スローペースの展開を後方からレースを進めたことによって脚を余したものであり、力負けではない。

つまり、阪神大章典の内容としては、トウカイトリックと、アイポッパーとは互角である。よって、充実期を迎えたトウカイトリックが、天皇賞でも通用する可能性は低くないと競馬理論では判断している。


4着は、菊花賞馬デルタブルース(岩田)であった。デルタブルースは、勝負所でインで動けなかったことと切れ味勝負となってしまったことが影響し、4着に敗れてしまった。しかしながら、デルタブルースの4着は、59キロを背負っていたことを考慮すれば、内容的には悪くない。


よって、本番の天皇賞でペースが上がってスタミナ勝負となるようであれば、菊花賞を制したデルタブルースの持ち味が発揮されると競馬理論では判断している。

以上のように、第55回阪神大章典の上位4頭の馬は、いずれもが天皇賞で好走する素質を秘めている。よって、競馬理論は、この4頭を、本番の天皇賞でも重視して予想しようと考えている。


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第41回フィリーズレビュー
2007 / 03 / 07 ( Wed )
桜花賞トライアルの第41回フィリーズレビューは、アストンマーチャン(武豊)の強さだけが際立つ一戦となった。


アストンマーチャンは、逃げを打てるような好スタートを切ったものの、本番の桜花賞を想定して意識的に好位の4〜5番手に控えた。


そして、アストンマーチャンは、4コーナで馬なりで先頭に並びかけ、直線半ばで武豊騎手に仕掛けられると、抜群の反応を見せ、2着のアマノチェリーランをあっという間に突き放して、先頭でゴールインした。

アストンマーチャンの第41回フィリーズレビューのレース内容は完璧であり、アストンマーチャンは、第41回フィリーズレビューに出走した他の馬にマイル以下の距離で破れることはないであろう。


よって、競馬理論は、アストンマーチャンを打倒ウォッカの一番手として現時点では評価する。



更に、展開や武豊騎手の騎乗によっては、1600mの桜花賞ならば、アストンマーチャンが、ウォッカに先着してもおかしくないと競馬理論では判断している。



2着には、10番人気のアマノチェリーラン(池添)が粘り込んだ。アマノチェリーランは、好スタートを切ると、逃げたビューティフルローズの2番手から競馬を進めた。


そして、アマノチェリーランは、4コーナで一旦先頭に立ったものの、アストンマーチャンに簡単に交わされてしまった。しかしながら、アマノチェリーランは、アストンマーチャンに交わされてからも、しぶとい粘り腰を見せて、2着に逃げ粘った。


ただし、アマノチェリーランの2着は、800m通過46.5秒という超スローペース及びアストンマーチャンが仕掛けを遅らせたことによるものと競馬理論では判断している。

桜花賞が第41回フィリーズレビューと同様のスローペースになるとは考えにくく、アマノチェリーランが、本番の桜花賞で通用する可能性はかなり低いと競馬理論では判断している。

3着にはハギノルチェーレ(武幸四郎)、4着にはヒカルアモーレ(岩田)が追い込んだ。ハギノルチェーレ及びヒカルアモーレは、超スローペースの展開で脚を余してしまった感が強い。


よって、第41回フィリーズレビューのレース内容としては、ハギノルチェーレ及びヒカルアモーレが、アマノチェリーランよりも上である。そのため、本番の桜花賞では、ハギノルチェーレ及びヒカルアモーレが、アマノチェリーランに先着するであろう。

しかしながら、ハギノルチェーレ及びヒカルアモーレが、アストンマーチャンを逆転するまでは難しいと競馬理論では判断している。


以上のように、第41回フィリーズレビューは、アストンマーチャンの独壇場となってしまった。第41回フィリーズレビューを終えて、桜花賞は、アストンマーチャンとウォッカの一騎打ちとなる可能性が高まった。


しかしながら、桜花賞は、多頭数の牝馬限定のレースなので、油断は禁物である。競馬理論は、枠順や直前の調教などを加味して、桜花賞の予想を決断しようと考えている。


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第44回報知杯弥生賞
2007 / 03 / 04 ( Sun )
第44回弥生賞は、断然人気のアドマイヤオーラ(武豊)が人気に応えて、皐月賞の有力候補の一頭に躍り出た。アドマイヤオーラは、好スタートを切るも、武豊騎手に抑えられ、中段6〜7番手の馬込みの中から競馬を進めた。


そして、アドマイヤオーラは、直線に向いて武豊騎手に追い出された時にズブさを見せたものの、外からココナッツパンチ(吉田豊)に並びかけられると、差し返すしぶとさを見せて勝利を収めた。


ただし、アドマイヤオーラの弥生賞の時計は、今の中山競馬場の馬場状態を考慮すると、目立ったものでなく、ココナッツパンチにクビ差に迫られた内容も特筆すべきものではない。


つまり、アドマイヤオーラを打倒フサイチホウオーの一番手と評価するには、物足りないレース内容だったと言わざるを得ない。


ただし、ココナッツパンチに一旦交わされながらも差し返したように、アドマイヤオーラは、まだまだ余裕がある勝ちっぷりだったと見ることもできる。


第44回弥生賞を余裕がある勝利と考えれば、アドマイヤオーラを、皐月賞でも重視して予想すべきであろう。これらのことから、皐月賞でのアドマイヤオーラの評価は、非常に難しいと競馬理論では判断している。


2着には、ココナッツパンチ(吉田豊)が追い込んだ。ココナッツパンチは、後方11〜12番手から競馬を進め、直線に向くと大外に持ち出された。


すると、ココナッツパンチは、抜群の切れ味を発揮し、残り200mの地点ではアドマイヤオーラに並びかけたが、アドマイヤオーラに内から差し返され、クビ差の2着に敗れた。

しかしながら、キャリア一戦で上がり34秒4の脚を使ってクビ差の2着に好走したココナッツパンチのレース内容は、アドマイヤオーラと互角以上の評価を与えることができる。


競馬理論は、ココナッツパンチの今後の成長次第では、ダービー馬の有力候補の一頭になり得ると考えている。3着には、2歳チャンピオンのドリームジャーニーが差し込んだ。ドリームジャーニーは、断然人気のアドマイヤオーラをマークする位置から競馬を進めた。


そして、ドリームジャーニーは、直線に向くと、ココナッツパンチと並んで追い込んだが、アドマイヤオーラとココナッツパンチの間の狭いところに入ってしまい、3着が精一杯であった。


ドリームジャーニーは、上位2頭と1馬身以上の差をつけられて破れてしまったが、直線での不利を考えると、もう少しきわどい競馬をできたはずである。叩いて順調に良化すれば、ドリームジャーニーは、クラシック戦線でも上位を賑わせる存在になるであろう。


4着には、メイショウレガーロが内から追い込んだ。メイショウレガーロは、後方のインから競馬を進め、直線でも馬込みを縫うように追い込んだが、4着に破れてしまった。


弥生賞のレース内容を振り返る限り、メイショウレガーロは、現時点では一線級相手だと力不足と言わざるを得ない。


よって、メイショウレガーロが、一線級相手のクラシック戦線で上位争いする可能性は低いと競馬理論では判断している。



以上のように、断然人気のアドマイヤオーラが、第44回弥生賞を制して、打倒フサイチホウオーの一番手に名乗りを上げた。しかしながら、アドマイヤオーラの勝ち時計及びレース内容が思っていたほどではないので、皐月賞でも人気になるであろうアドマイヤオーラの評価は非常に難しい。


競馬理論は、他のトライアルレースや皐月賞当日の馬場状態などを参考にして、人気のアドマイヤオーラの評価を決定しようと考えている。


また、競馬理論は、第44回弥生賞2着のココナッツパンチの今後の成長も楽しみにしている。ココナッツパンチの成長次第では、クラシック戦線で上位をにぎわす存在になるであろう。


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