第51回有馬記念
2006 / 12 / 24 ( Sun )
第51回有馬記念は、伝説の名馬となったディープインパクト(武豊)のためのレースとなった。レースは、戦前の予想通り、アドマイヤメイン(柴田善)の大逃げで始まった。
ディープインパクトは、スタート後にすぐに下げて、後方からレースを進めた。そして、ディープインパクトは、2週目の3コーナあたりから徐々にポジションを上げていき、直線では大外から追い込んだ。 ゴール前では武豊騎手が手綱を抑える余裕を見せながらも、ディープインパクトは、2着ポップロック(ペリエ)に3馬身差で快勝し、去年の有馬記念の雪辱を果たした。 このように、ディープインパクトの有馬記念のレース内容は、伝説の名馬の引退レースに相応しいものであった。ディープインパクトのレースを来年から見られなくなるのは、非常に残念であるが、ディープインパクト2世の活躍を競馬理論では期待している。 混戦の2着争いをポップロック(ペリエ)が制した。ポップロックは、先行集団でレースを進め、4コーナでも抜群の手応えだったが、前が詰まってしまった。 しかしながら、ポップロックは、ペリエ騎手によって外に持ち出されると、内で粘り込むダイワメジャーを交わして2着となった。ポップロックは、ディープインパクトには完敗の内容であったが、ディープインパクトが抜ける来年のG1レースでは常に注目すべき馬であると競馬理論では判断している。 3着には、先行したダイワメジャーが粘り込んだ。ダイワメジャーは、アドマイヤメインの大逃げを2番手から追走し、直線で一旦先頭に立ったが、ゴール前で上位2頭に交わされての3着に敗れた。 不向きな2500mで早めに先頭に立ったにもかかわらず3着に粘り込んだダイワメジャーのレース内容は、高い評価に値する。この第51回有馬記念の内容からも、天皇賞及びマイルチャンピオンシップを制したダイワメジャーの今秋の充実が窺える。 ダイワメジャーは、先行できる脚質であり、大崩れもないので、来年のG1レースでも中心となっていくであろう。特に、適距離の2000m以下のレースであれば、ダイワメジャーにかなり高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。 4着には、ドリームパスポート(内田博)が追い込んだ。ドリームパスポートは、中段のインを進んだが、直線半ばまで前が開かず、追い出しが遅れてしまった。 そして、ドリームパスポートは、僅かな隙間が開くと馬群をこじ開けていい脚をつかったものの、4着に追い込むのが精一杯であった。ドリームパスポートは、スムーズな競馬さえできてれば、2着はあったと思われるレース内容であった。 ドリームパスポートは、今年一年間、強敵相手に常に安定して走っており、悲願のG1制覇の夢を来年こそ実現できると競馬理論では判断している。5着には、2冠馬メイショウサムソン(石橋)が粘り込んだ。 メイショウサムソンは、ダイワメジャーと並んだ2番手からレースを進めたが、直線では伸びを欠いて5着に敗れてしまった。メイショウサムソンは、今秋のすべてのレース(神戸新聞杯、菊花賞、ジャパンカップ及び有馬記念)でドリームパスポートに先着を許しており、勝負付けが済んだと競馬理論では判断している。 よって、メイショウサムソンは、展開に大きく恵まれたりしない限り、ドリームパスポートに先着することはない。競馬理論では、2冠馬ということもあり人気になるメイショウサムソンを今後も軽視して予想すべきと考えている。第51回有馬記念で、ディープインパクトは伝説を完結させた。 一方、ディープインパクトが引退した来年のG1戦線は、一転して混戦が予想される。このようなときこそ、競馬理論の腕の見せ所である。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
第1回阪神カップ
2006 / 12 / 17 ( Sun )
今年から、G1レースの谷間の週に阪神カップが新設された。阪神カップは、1着賞金7000万円の定量戦ということもあり、G1馬3頭を含む豪華なメンバーが揃った。
来年以降も、阪神カップは、マイルチャンピオンシップ後の目標レースとなりそうである。記念すべき第1回阪神カップを制したのは、フサイチリシャール(福永祐一)であった。 フサイチリシャールは、近2走ではダート戦で能力を発揮できずに敗れたが、芝コースならば朝日杯フューチャリティステークスを制し2歳チャンピオンとなった馬であり、実績的にはこのメンバーでも上位の存在である。 特に、フサイチリシャールは、マイルまでの距離であれば、卓越したスピードを生かして能力を発揮してきた。 更に、秋の神戸新聞杯では、2000mの距離で且つ直線で不利があったにも関わらず、フサイチリシャールは、菊花賞及びジャパンカップで2着したドリームパスポートと0.2秒差の4着と好走しており、単なる早熟馬でないことを示していた。レースでは、フサイチリシャールは、好スタートから先行して4〜5番手を進んだ。 そして、フサイチリシャールは、直線に向くと馬群を割って差し脚を伸ばし、プリサイスマシーン(松岡)の追撃を退けて、1着となった。フサイチリシャールは、自ら早めに勝ちに行っての勝利であり、内容的には悪くない。 しかし、今の阪神競馬場の芝コースは、改装直後で先行馬に有利な馬場状態であり、フサイチリシャールに味方した。更に、第1回阪神カップでは、逃げ馬のステキシンスケクン(ルメール)が出走を取り消したことによって、1400mという距離にしてはペースが落ち着いたことも、フサイチリシャールに有利に働いた。 これらのことを考慮して、次走以降におけるフサイチリシャールの評価を決定しなければならないと競馬理論では判断している。 しかしながら、フサイチリシャールが、来年のマイル戦線で常に注目すべき存在であることは疑いようのない事実であると競馬理論では判断している、2着には、プリサイスマシーン(安藤勝)が入った。プリサイスマシーンは、勝ったフサイチリシャールの直後からレースを進めた。 しかし、プリサイスマシーンは、直線の半ばまで馬群に包まれてしまい仕掛けが遅れてしまった。プリサイスマシーンは、前が開いてからは猛然と追い込んだが、クビ差だけ届かなかった。このように、プリサイスマシーンは、スムーズな競馬ができていれば勝てていたはずであり、得意の1400m戦は本当によく走る。 プリサイスマシーンは、来年で8歳となるが、短距離戦線では今後も常に注意が必要な存在であると競馬理論では判断している。 3着には、マイネルスケルツィ(武豊)が粘り込んだ。マイネルスケルツィは、逃げるダイワパッション(長谷川)の2番手からレースを進めた。マイネルスケルツィは、終始抜群の手応えのまま直線に向いたが、外からフサイチリシャール及びプリサイスマシーンに交わされて、3着に敗れた。マイネルスケルツィは、少し掛かりながら、自ら勝ちに行って3着に粘っており、内容的には悪くない。 しかし、ステキシンスケクンが取り消したことによってペースが落ち着いたことを考慮すると、マイネルスケルツィには、もう少し粘って欲しかった。 但し、マイネルスケルツィは、成長途上の3歳馬であり、今後の成長次第では短距離路線で大いなる飛躍が望める。特に、阪神カップの1400mでも掛かっていたことを考えると、1200mの高松宮記念などでマイネルスケルツィを狙うべきと競馬理論では判断している。 4着には、競馬理論の本命馬アサクサデンエン(藤田信二)が追い込んだ。アサクサデンエンは、後方12〜13番手のインからレースを進めた。その後、アサクサデンエンは、直線に向いても前が開かず、仕掛けがワンテンポ遅れてしまった。 馬群がバラけて前が開いてからは、アサクサデンエンは、猛然と追い込んで差を詰めたが、差のない4着がやっとであった。しかしながら、アサクサデンエンのレース内容は、勝ち馬以上と評価することができる。 このように、アサクサデンエンは、年が明けると8歳になるとはいえ、マイル程度の距離ならば未だにかなり走る。よって、競馬理論では、8歳となる来年のレースでも、アサクサデンエンに高い評価を与えるべきと判断している。第1回阪神カップは、G1レース並にレベルの高い一戦となった。よって、この第1回阪神カップで好走した馬は、来年以降の重賞でも上位争いする可能性が高そうである。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
第58回朝日杯フューチャリティステークス
2006 / 12 / 10 ( Sun )
第58回朝日杯フューチャリティステークスでは、断然人気のオースミダイドウ(ペリエ)が3着に敗れた。その第58回朝日杯フューチャリティステークスを制し、2歳チャンピオンとなったのは、ドリームジャーニー(蛯名)である。
ドリームジャーニーは、前走の東京スポーツ杯と同様に出遅れると、馬群から離れた最後方から競馬を進めた。その後、ドリームジャーニーは、3コーナあたりで外に持ち出され、直線で仕掛けられると、14頭をゴボウ抜きという抜群の切れ味を発揮して、朝日杯フューチャリティステークス馬となった。 1000m通過58.9秒という平均ペースを差し切ったドリームジャーニーのレース内容は、高く評価されるべきと競馬理論では判断している。 よって、ドリームジャーニーは来年のクラシック戦線でも有力候補の一頭になる可能性は低くないと競馬理論では判断している。 但し、第58回朝日杯フューチャリティステークスにおいて、ドリームジャーニーは、出遅れたことによって馬群から離れた最後方で折り合いに専念でき、能力を発揮することができたとも考えられる。 また、ドリームジャーニーは、先行できる器用な馬ではなく、展開が不向きな場合(スローペース時)に差し脚が不発に終わるという不安も付きまとう。 更に、第58回朝日杯フューチャリティステークスは、時計的にもメンバー的にもレベルが低い一戦であった可能性も否めない。これらのことから、ドリームジャーニーが過剰に人気になったときには、ドリームジャーニーの評価を下げる必要があると競馬理論では判断している。 2着には、ローレルゲレイロ(本田)が入った。ローレルゲレイロは、スタート後本田騎手に仕掛けられることによって先行し、3番手からレースを進めた。 そして、ローレルゲレイロは、早めにオースミダイドウを交わす勝ちに行く競馬をしたが、ドリームジャーニーの強襲に屈し、2着に敗れた。ローレルゲレイロは、自ら勝ちに行っての競馬での2着であり、内容的には、ドリームジャーニーと同等の評価を与えるべきと競馬理論では判断している。 ローレルゲレイロは、一戦ごとにレース内容が良化し、成長が窺える。よって、ローレルゲレイロは、これからの成長力次第でクラシック戦線でも通用する可能性を秘めていると競馬理論では判断している。 但し、これも第58回朝日杯フューチャリティステークスのレベルが低くなければの話であり、朝日杯フューチャリティステークス組のすべての馬が、クラシック路線で通用しない可能性まであり得ると競馬理論は判断している。 断然人気のオースミダイドウ(ペリエ)は、直線で失速し、3着に敗れた。ペリエ騎手は、オースミダイドウが行きたがったので、逃げを打った。 オースミダイドウは、先頭に立ったことによって折り合いはついたが、終始外に逃げたがっていた。そのため、オースミダイドウは、4コーナでも外に膨れてしまい、直線では伸びを欠いて3着に敗れた。 オースミダイドウは、外に逃げる癖を出しただけでなく、レース後に故障が判明しており、朝日杯フューチャリティステークスでは能力をまったく発揮できなかった。 オースミダイドウの能力は、これまでの強い競馬を振り返ると、この程度でないはずである。競馬理論は、オースミダイドウが故障から復帰してきたときには、オースミダイドウに高い評価を与えるべきと判断している。 以上のように、朝日杯フューチャリティステークスは、断然人気のオースミダイドウのアクシデントにより、中波乱の決着となった。 その朝日杯フューチャリティステークスを制して2歳チャンピオンとなったドリームジャーニーの評価は、今後のレース内容などを考慮して、慎重に判断すべきと競馬理論では判断している。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
第58回阪神ジュベナイルフィリーズ
2006 / 12 / 03 ( Sun )
第58回阪神ジュベナイルフィリーズでは、歴史上でも稀なレベルの高いレースとなった。その第58回阪神ジュベナイルフィリーズを制したのは、ウォッカ(四位)である。
ウォッカは、道中では、断然人気のアストンマーチャン(武豊)の直後のインの6〜7番手を進んだ。そして、ウォッカは、直線に向いて外に持ち出されると、豪快な差し足を披露して、アストンマーチャンを差しきってゴールした。 そのウォッカの勝ち時計の1分33秒1は、前日の準オープン戦の勝ち時計の1分34秒1を1秒も上回っており、非常に価値がある。このように、ウォッカの勝利は、時計的にも内容的にも非の打ち所がない。よって、ウォッカは、無事にレースさえ迎えられれば、来年のクラシックの最有力候補であることは間違いない。 更に、ウォッカは、素直な気性で折り合いに問題もなさそうなので、3冠馬を目指せるほどの素質を秘めている。 つまり、ウォッカが出走してきたならば常に重視して予想すべきと競馬理論では判断している。2着は、断然人気であったアストンマーチャンである。 アストンマーチャンは、好スタートを切ると、一旦インの3番手に控えた。そして、アストンマーチャンは、直線に向くと、インから楽に抜け出して快勝するかに思えたが、ウォッカの強襲に屈し、2着に敗れた。 アストンマーチャンは、開幕週の馬場に合わせた武豊騎手の完璧な騎乗にも関わらず、ウォッカに差し切られており、力負けと判断せざるを得ない。 但し、アストンマーチャン自体も古馬の準オープン戦を上回る1分33秒1で走破しており、相手が悪かっただけである。よって、アストンマーチャンが、今後も重賞で通用する可能性は高い。 但し、血統的にも走法的にも、アストンマーチャンが短距離馬であることは否めない。つまり、アストンマーチャンが短距離戦に出走した場合には、アストンマーチャンをウォッカと同等以上の評価をする必要があると競馬理論では判断している。 一方、マイル以上の距離では、アストンマーチャンが、ウォッカを負かす可能性は非常に低いと競馬理論では判断している。3着には、逃げたルミナスハーバー(小牧)が粘り込んだ。 ルミナスハーバーは、戦前の大方の予想に反して、好スタートから逃げを打った。ルミナスハーバーの逃げたペースは、1000m通過58秒3であり、開幕週の馬場を考慮すると平均ペースである。 その後、ルミナスハーバーは、直線に向くと内からアストンマーチャンに早めに交わされてしまったにもかかわらず、3着に粘り込んだ。 内からアストンマーチャン、外からウォッカに早めに交わされたにも関わらず3着に粘り込んだルミナスハーバーのレース内容は、価値のある内容である。 しかしながら、現時点では、ルミナスハーバーは、上位の2頭と決定的な能力差があることは否めない。 よって、ルミナスハーバーが、クラシックで上位争いをするためには、これからの成長が欠かせないと競馬理論では判断している。4着には、ローブデコルテ(福永)が外から追い込んだ。 ローブデコルテは、外枠からの発走ということもあり、終始外を回らされてしまった。以前の阪神競馬場の1600mほど不利ではないが、新装された阪神競馬場の開幕週の外枠というのは、やはり不利といわざるを得ない。 それにも関わらず、ローブデコルテは、大外から4着に追い込んだ。ローブデコルテ以外の掲示板を確保したすべての馬(5着イクスキューズ(藤田)を含む)が、道中インを突いたことを考えると、終始外を回ったローブデコルテのレース内容は、着順以上に評価する必要がある。 競馬理論は、次走以降のローブデコルテに非常に高い評価を与える予定である。第58回阪神ジュベナイルフィリーズは、非常にハイレベルな一戦であった。 この第58回阪神ジュベナイルフィリーズ組が、今後の様々なレースで活躍する可能性は非常に高いと競馬理論では考えている。特に、競馬理論は、来年のクラシック候補として、ウォッカ及びローブデコルテに注目している。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
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