第49回有馬記念
2004 / 12 / 26 ( Sun )
有馬記念は、1着ゼンノロブロイ(ペリエ)、2着タップダンスシチー(佐藤哲)、3着シルクフェイマス(四位)で決着した。有馬記念の結果として、ゼンノロブロイとタップダンスシチーの強さだけが 目立った。私は、有馬記念の枠順を見たときに、ゼンノロブロイとタップダンス シチーで決着する可能性が最も高いと思っていた。 (だから、1点目で予想した)各馬の能力の分析については、号外で発行したメルマガで詳述したので、 こちらを参照にしてほしい。最終的な予想は、土曜日の芝のレースから分析した馬場状態を加味した。
例えば、土曜日のクリスマスCでは、人気薄のニシノシタンがハイペースで逃げて3着に残っている。このことから、中山の芝の状態は、外より内を走る 馬が有利である。また、クリスマスCは、勝ち時計が1分32秒7であり、かなり高速決着だった。 このことから、「中山の芝は、かなり高速馬場であり、追い込みが届きにくい。」 また、有馬記念の舞台である中山の2500mは、スタートしてすぐに3コーナを迎える外枠が不利なコース形態である。 つまり、有馬記念は、先行馬及び 内枠が有利となる。 そして、「このような馬場状態が味方するのは、ゼンノロブロイ、タップダンスシチー、 コスモバルク及びシルクフェイマスの4頭である。」なぜなら、タップダンスシチーは、単騎逃げ濃厚でラチ沿いを走る。また、ゼンノロブロイ、コスモバルク及びシルクフェイマスは、内枠で先行できるからである。 実際に私の有馬記念の予想は、本命◎ゼンノロブロイ、対抗○タップダンスシチー、△コスモバルク、 △シルクフェイマスであった。 結果として、完璧な予想であった。次に、有馬記念の内容を分析する。 ゼンノロブロイは、天皇賞、ジャパンカップに続いての完勝で、2億円の ボーナスを獲得した。 有馬記念は、ゼンノロブロイの強さも確かだが、ペリエの完璧な騎乗が 目を引いた。ペリエは、ライバルをタップダンスシチー1頭に絞って、騎乗していた。 ペリエは、天皇賞及びジャパンカップでは、ゼンノロブロイの行く気に任せてレースをしていた。 しかし、ペリエは、有馬記念では、スタート後に気合いをつけてタップダンス シチーの直後の2番手を確保した。ペリエが気合いをつけて先行させなければ、ゼンノロブロイは、タップダンスシチーを交せなかったと思われる。ペリエは、追い込みが届かない中山の芝状態とタップダンスシチーの能力を 把握した見事な騎乗をした。 つまり、このようなペリエの騎乗が、ゼンノロブロイに勝利をもたらした。 尤も、ゼンノロブロイに、ペリエの騎乗に応える能力があったことも確かだが。ゼンノロブロイとペリエは、人馬一体となった見事な勝利であった。 2着はタップダンスシチーである。今回の有馬記念では、タップダンスシチーのタフさに頭が下がる。 競馬にタラレバはないが、もし順調に使われていれば、タップダンスシチーの圧勝まであったと思われる。 タップダンスシチーは、持ち味である緩みのないペースで逃げ粘った。タップダンスシチーは、現在の主流のタメ逃げと、一線を画す競馬をする。 つまり、タップダンスシチーは、ハイペースで逃げることによって、後続に脚を使わせてしまう。 これは、タップダンスシチーの能力の高さがあるからこそなせる業である。タップダンスシチーは、有馬記念ではゼンノロブロイに負けたが、能力自体は甲乙つけ難い。今後も、ゼンノロブロイとタップダンスシチーがG?の中心にいることは間違いない。 3着はシルクフェイマスである。シルクフェイマスは、前走の天皇賞での惨敗が理由で、人気が無かった。 ただ、天皇賞は、極端に外が不利な馬場状態と、休み明けと敗因がハッキリしていた。シルクフェイマスは、春の天皇賞で3着、宝塚記念で2着の実績 からこれくらい走って当然といえる。 ゼンノロブロイが、春の天皇賞で2着、宝塚記念で4着ということを考えると、シルクフェイマスは、人気がなさ過ぎ といえるが。シルクフェイマスは、有馬記念では、デルタブルースの直後のインを手応えよく走っていた。 そして、シルクフェイマスは、4コーナで外に出して追い込み、3着となった。シルクフェイマスは、多少展開に恵まれた3着という感も否めないが、完璧 でない体調を考慮すれば今後が楽しみである。上位のゼンノロブロイ及びタップダンスシチーの2頭とは、差があるが・・・。 4着ダイタクバートラム(武豊)は、武豊の見事な騎乗で掲示板入りを果たした。武豊は、前半、後方のインでダイタクバートラムを死んだふりをさせていた。 そして、直線だけの競馬で、ダイタクバートラムを4着に押し上げた。ダイタクバートラムの4着は、武豊の見事な騎乗に助けられた感が否めない。 しかし、ダイタクバートラムは、距離が伸びれば自身の持ち味を発揮する。 5着デルタブルース(ボニヤ)は、ゼンノロブロイの直後のインを走っていた。デルタブルースは、その絶好位を走っていたわりに、思ったほど伸びなかった。 デルタブルースの敗因は、激戦の疲れ等もあるだろうが、自分から勝ちにいって、このメンバーに勝てる能力がまだ備わっていないからである。 ただ、デルタブルースは、10月まで1000万下で走っていた事を考えると、脅威的な成長力を見せている。それを考えると、デルタブルースは来年の 天皇賞では楽しみな存在である。 コスモバルクは11着に惨敗した。コスモバルクは、有馬記念で能力を全く出せなかった。 しかし、コスモバルク は、一線級の中では能力が足りない。その上、コスモバルクは、人気のある馬なので、過剰に人気になる。これを考慮すると、コスモバルクは、今後出走 しても、押さえで十分といえる。有馬記念で、私の競馬理論が少しでも分かっていただけただろうか? 皆様が、競馬理論を理解していただき、的中の助けになればと思っている。ただ、私は、競馬を儲けるためには、有馬記念のような本命のレース買うことはお勧めしない。結果として、3連単で250倍の馬券が当たったとしても、ゼンノロブロイのよう に単勝が2倍前後の軸馬で馬券を買っていては期待値が低くなるからだ。 そして、私の会員の皆さんに対しては、こう述べたい。「今回の有馬記念は見送りして、その余剰資金で、阪神の11Rのブルーショットガン(6人気)を買って欲しい。なぜなら、これこそ、競馬で儲ける方法だからだ。」 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
第47回サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス
2004 / 12 / 19 ( Sun )
勝ったヘヴンリーロマンス(松永)は、対戦してきたメンバーや内容を考慮すると、このメンバーでは勝っても不思議のない馬であったといえる。ヘヴンリーロマンスは、外が不利な阪神の1600mの内枠と、瞬発力が生かせるスローなペースが味方した感も否めないが・・・。2着のメイショウバトラー(武豊)は武豊がこの馬の別の持ち味を引き出した。
今までのメイショウバトラーは、ハイペースで逃げることによって、後続に脚を使わせて逃げ切るのが勝ちパターンであった。しかし、今回のメイショウバトラーは馬込みで上手く抑えて、切れ味を最大限に発揮した。武豊は、オースミハルカ及びダイワエルシエーロという人気の逃げ馬2頭がいたことから、メイショウバトラーを最初から抑えると決めていたと思われる。これが上手く嵌って、メイショウバトラーは脚質に幅が出て、今後の展望も更に開けたといえる。メイショウバトラーは、今後が楽しくなった。3着のダイワエルシエーロは、阪神の1600mの不利な外枠で終始外を回らされた結果の負けであり、内容は悪くなかった。ダイワエルシエーロは、自分のペースで逃げられるときには今後も注意が必要である。 オースミハルカ(川島)は、思ったより簡単に止まってしまった。新聞等によると、オースミハルカは調子落ちが原因と書かれている。確かに、オースミハルカは、激しいエリザベス女王杯(G?)の直後のレースで調子が下降気味であってもおかしくないが、これで片付けてしまってはプロの予想とはいえない。オースミハルカが好走したここ3走(クイーンS、府中牝馬S、エリザベス女王杯)を振り返ってみると、実はすべて5番人気であった。実はオースミハルカは、デビュー以来一度も一番人気になったことがないのだ。 つまり、オースミハルカは、厳しいマークを受けて逃げたのが、今回が初めてなのだ。逃げ馬や追い込み馬といった脚質が極端な馬は、人気の影響を最も受けてしまうのだ。オースミハルカは、今まで、皆がノーマークで逃げていた。 しかし、オースミハルカは、スローペースで逃げていたが、それ以上のプレッシャーをかけられていた。オースミハルカは、4コーナで早めに並ばれるレースが初めてで、簡単に失速してしまった。オースミハルカは、この先数戦敗戦を続けて、忘れた頃に単騎で逃げて好走するタイプと覚えておきたい。 私の本命馬はオースミコスモ(安藤勝)であった。オースミコスモは、関屋記念でG?2着後のアドマイヤマックスを完封している実績から牝馬同士の1600mでは能力上といえる。また、オースミコスモは、春先に重賞を連勝していることからも能力は衰えていない。オースミコスモは、条件が合わなかった近走でも内容は悪くなく、安藤が騎乗する今回は負けられないと思っていた。また、オースミコスモは、近走の着順から人気的にも妙味があった。 レースを見ていると、4コーナでのオースミコスモは、安藤が抑えきれない手応えであった。私は、この時点で、オースミコスモの勝利を確信した。しかし、結果は、安藤にしては珍しいミスが重なり、オースミコスモは一回も追われることなく、脚を余してしまった。 今週の結果で何が言いたいかというと、どんなに一生懸命競馬を調べて理論で予想しても、競馬は勝負事なので流れがあるということである。 「つまり、競馬ファンは負けが込んでツキのない日には熱くならなってはならない。」 回収率が100%を超える私の予想をもってしても、競馬で負けてしまうお客様がいるのはこのことからである。繰り返すが競馬で熱くならない、これが競馬で儲けるポイントの一つ。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
フェアリーステークス
2004 / 12 / 12 ( Sun )
今週はG1レースの狭間の週であった。各地で重賞が行われたのでそのレースについて振り返りたい。まず、フェアリーSの回顧として、勝ったフェリシア(横山典)は、横山典の【決め打ち乗り】が見事に嵌っての勝利といえる。フェアリーSは、逃げたエアラニア(村田)が作った600m33.2秒のハイペースとなった。横山は、そのペースの中、フェリシアを10番手のインでジックリ抑えた。
そして、カシマフラワーが4コーナで外に出たので、フェリシアは、直線でポッカリ開いたインを突いた。つまり、フェリシアは、ペース及びコース取りが共に嵌っての勝利である。よって、フェリシアの能力自体は、2着のペニーホイッスル(柴田善)及び3着のカシマフラワー(吉田)より下である2着のペニーホイッスルは、終始外を回って勝ちに行ったので、フェリシアにインをすくわれた。ペニーホイッスルは、間隔を開いてキャリア1戦ということを考慮すると、「今後が楽しみな馬」と言える。 3着のカシマフラワーは、4コーナで前が塞がる大きな不利があった。カシマフラワーは、この不利がありながら、残り100mで素晴らしい伸び脚を見せて3着であった。カシマフラワーが、4コーナでインを突いていてば、楽勝まであったと思われる。私の本命がカシマフラワーであったからひいき目で見て語っているのではない。結論として、フェアリーS組では、勝ったフェリシアよりも、「2着ペニーホイッスルと及び3着カシマフラワーの次走」に注目すべきである。カシマフラワーは、距離1200mがベストでキャリアが多いので上がり目が少ない。ペニーホイッスルは、今後の内容次第では、桜花賞で上位になる可能性までありそうである。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
第56回阪神ジュベナイルフィリーズ
2004 / 12 / 05 ( Sun )
このレースは、断然人気のラインクラフトが負けて波乱のレースとなった。実は、私の予想も本命はラインクラフトであったため、外れてしまった。しかし、対抗が勝ったショウナンパントルであり、アンブロワーズも上位に取り上げており、予想の内容としては悪くなかったと自負している。(実際、ラインクラフトとショウナンパントルを軸とした3連単マルチで 700倍近い馬券を取ったというお礼の返事を数人から頂いた) ラインクラフトは、4コーナで外に張られてしまって負けてしまった。
レースを見ると能力は間違いなく一番であり福永がもう少し上手くと乗っていればと悔やまれる。そうはいっても、大事に外を回ってしまうのは、断然人気の宿命であり、これが競馬である。いつも言うように、期断然人気のラインクラフトで馬券を買うならば、ショウナンパントルで馬券を買ったほうが期待値は断然高くなる。今回は、ラインクラフトの力が断然だったので、私も本命にしてしまったが・・・ 今回はこのレースを予想する過程の一部を紹介したい。 まず、ファンタジーSを振り返ると、ラインクラフトは前走の圧倒的な強さだけが目に付いた。ラインクラフトは、ファンタジーSの内容・時計から勝つ可能性がかなり高そうだと判断したファンタジーS組では、 2着のモンローブロンド、3着のリヴァプール、4着のライラプス、5着のエイシンハッピーと掲示板組が揃って出走していた。ファンタジーSは、 800m通過が47秒のスローペースであったことを考えると、先行して2着のモンローブロンドであれば、今回は3着のリヴァプール及び4着のライラプスを上位にとる必要があると考えた。問題は、この2頭と別路線組との比較であると考えた。 まず、別路線組では、レベルの高い北海道組のアンブロワーズとカシマフラワーである。函館2歳Sでアンブロワーズは1着で、カシマフラワーは3着であるが、カシマフラワーは終始外を回っており、1枠を引いた今回はアンブロワーズと同様に通用すると考えた。また、函館2歳Sのメンバーは、7着のスキップジャックが京王杯2歳S(G?)を勝っており、レベルが高かった。よって、アンブロワーズとカシマフラワーは、ラインクラフトを除くファンタジー組より上と判断した。 次にデイリー杯で5着だったショウナンパントルを検討した。デイリー杯はかなり強力メンバーだった。このレースの2着はライラプスであり、ショウナンパントルは同時計の5着であった。よって、ライラプスが2番人気で、ショウナンパントルが 8番人気となるのは当然のように思われる。 しかし、これはデイリー杯のレースを見ていないからこのようになってしまうのだ。デイリー杯では、スタート抜群のライラプスは 1枠を生かして終始無駄な距離を走らず、インから抜け出して2着を守った。対して、ショウナンパントルは、ライラプスより後ろを走って、直線では一度インを突こうとしたら前が塞がり、そのあと外に立て直して追い出したが届かず脚を余していた。 それでいて、この2頭は同時計で着差も殆どなかった。今回の舞台は、スタート後すぐにカーブで外が不利な阪神の1600m。更に、阪神の開幕週ということも重なり、外を回った馬はかなりの不利が予想される。ショウナンパントルは5番ゲート対して、ライラプスは17番ゲート。これらすべてを考えると、ライラプスはショウナンパントルに今回は勝てない。 つまり、結論。 ファンタジーの2着以下の馬はショウナンパントル、函館2歳Sのアンブロワーズに負けるのは当然なのである。(ラインクラフトまで負けてしまったのは想定外だったが・・・) 今回は、競馬の考え方の一例を紹介した。このように予想できるようになれば、競馬で負けることはなくなるし、レースを見ていてもかなり面白くなると思う。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
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