第55回クイーンステークス
2007 / 08 / 20 ( Mon )
アサヒライジングが念願の重賞初制覇
第55回クイーンステークスは、アサヒライジング(柴田善)の重賞初勝利で幕を閉じた。 第55回クイーンステークスでは、アサヒライジングは、絶好の1番枠から好スタートを切ると、1000m通過60秒2のスローペースで逃げることができた。 そして、アサヒライジングは、直線に向くと、2番手以降の馬を突き放し、2着のイクスキューズ(田中勝)に1馬身3/4差で、待望の重賞初制覇を果たした。 アサヒライジングの第55回クイーンステークスの勝利は、G1戦線で好走を繰り返してきた実績を考えれば当然といえるものであるが、開幕週のイン有利の馬場をマイペースで逃げられるという絶好の展開に恵まれた感も否定できない。 アサヒライジングが単騎で逃げられた最大の要因は、シェルズレイが出遅れて控えたことによるものである。 つまり、シェルズレイがいつものような暴走ペースで逃げていれば、第55回クイーンステークスはまったく異なる結果となっていたかもしれない。 競馬理論は、アサヒライジングの先行力には高い評価を与えながらも、展開に恵まれたヴィクトリアマイルの2着及び第55回クイーンステークスの1着で過剰に人気になるようであれば、今後のレースにおいて、アサヒライジングを過信すべきではないと競馬理論では判断している。 第55回クイーンステークスの2着には、唯一の3歳牝馬イクスキューズ(田中勝)が入った。 イクスキューズは、好スタートを切ると、逃げるアサヒライジングの直後のインの3番手から競馬を進めた。 そして、イクスキューズは、4コーナーで早くも2番手に上がったが、アサヒライジングに逆に突き放されてしまい、2着が精一杯であった。 イクスキューズは、レベルの高い3歳馬世代ということを考慮すると、第55回クイーンステークスで好走しても何ら不思議なはい。 しかしながら、イクスキューズの第55回クイーンステークスの2着は、52キロの斤量と開幕週のイン有利の馬場をインの3番手という絶好のポジションから競馬を進めたことによるものであり、レース内容的な価値は低い。 よって、競馬理論は、レベルの高い3歳世代ではあるが、今後の古馬相手の重賞ではイクスキューズに高い評価を与えるべきではないと判断している。 第55回クイーンステークスの3着には、ディアチャンス(横山典)が追い込んだ。 ディアチャンスは、離れた最後方からレースを進めて直線勝負に賭ける横山典騎手のお得意の乗り方で競馬を進めた。 そして、ディアチャンスは、直線で大外に持ち出されると、メンバー中最速の上がり34秒0の脚を披露して、2着のイクスキューズに迫る3着でゴールした。 競馬にタラレバは禁物であるが、シェルズレイが先行してもう少しペースが上がっていれば、ディアチャンスが直線でまとめて差し切って、第55回クイーンステークスを制していた可能性が高い。 よって、競馬理論は、今年の夏の上がり馬ディアチャンスに、秋のG1でも展開次第ではチャンスがあると判断している。 1番人気のアドマイヤキッス(川田)は、人気を裏切って、4着に敗れてしまった。 アドマイヤキッスは、やや出負け気味のスタートだったこともあり、後方集団の馬込みの中から競馬を進めざるを得なくなった。 そして、アドマイヤキッスは、3コーナーから徐々にポジションアップを図ったが、4コーナーで窮屈な位置に入ってしまい、前が開いてからは伸びてきたが、4着に敗れてしまった。 アドマイヤキッスの第55回クイーンステークスの敗戦は、川田騎手の上手とはいえない騎乗やスローペースの展開など不利が重なったものであり、力負けではない。 よって、アドマイヤキッスは、これまでの実績を考えても、牝馬同士ならば常に好走できる能力を秘めていることは間違いない。 しかしながら、アドマイヤキッスは、血統的な背景や馬名などから、実力以上に人気になってしまう人気先行タイプであることは否定できない。 よって、競馬理論は、アドマイヤキッスに、高い評価を与えつつも、人気を考慮して最終的な評価を決定すべきと考えている。最後に、10着に敗れたシェルズレイ(四位)について意見を述べたい。 第55回クイーンステークスにおいて、シェルズレイは、出遅れ気味のスタートだったこともあるが、先行する自分の競馬をせずに、惨敗してしまった。 シェルズレイは、近走で折り合いがつかずに敗れており、抑える競馬を試みようとした陣営の考え方も理解できる。 しかしながら、開幕週でイン有利の馬場で、抑える競馬を試みる必要があったのだろうか? 調教師や騎手などは、馬場状態をも考慮して作戦を決めるべきではないだろうか? 確かに、シェルズレイにとっては、競馬で折り合いをつけさせるための努力は必要であるが、馬場状態にあった戦法で競馬を進めることはもっと大事だと思う。 調教師や騎手も、展開や馬場状態が競馬に与える影響の大きさを是非勉強して欲しいと競馬理論では願っている。以上のように、第55回クイーンステークスは、典型的な前残りの競馬となった。 よって、第55回クイーンステークスで先行した馬のレース内容には、着順よりも高い評価を与えるべきではない。 逆に、第55回クイーンステークスで追い込んだ馬には、着順よりも高い評価を与えるべきである。 このように、過去のレースの着順よりも、過去のレース内容を正当に評価して、今後のレースを予想すべきと競馬理論では考えている。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
第54回北海道新聞杯クイーンステークス
2006 / 08 / 13 ( Sun )
第54回クイーンステークスは、人気の実力馬同士で決着した。斥量差のない別定戦のG3では、ハンデ戦の牝馬限定戦の重賞のように、軽量の格下馬が好走する可能性が低い。
よって、実績的に上回る3頭(デアリングハート、ヤマニンシュクル及びレクレドール)が好走したことは、当然の結果ともいえる。競馬理論は、予想の段階で出走馬の実力を重視して予想し、ロフティーエイム(五十嵐)のようなハンデ戦の重賞で好走した馬を軽視して予想した。 第54回クイーンステークスを制したのは、デアリングハート(藤田)である。デアリングハートは、2勝馬ながら、牡馬とのG1であるNHKマイルカップで2着の実績がある。 よって、ローカルのG3の牝馬限定戦であるクイーンステークスでは、出走馬の中でも1〜2を争う実績馬といって過言でない。その実績が評価されて、デアリングハートは、3番人気に推されていた。 デアリングハートは、アズマサンダース(藤岡)及びマイネサマンサ(安藤克己)が作るハイペースの中、先行集団の外からレースを進めた。 そして、デアリングハートは、4コーナーで先頭のマイネサマンサに早めに並びかけそのまま抜け出すという、横綱競馬で快勝した。デアリングハートは、2着に1馬身3/4差をつけて快勝したが、内容的にはそれ以上の差があった。 この勝ちっぷりをみると、デアリングハートは完全に復調したと判断していい。よって、競馬理論は、デアリングハートを秋の牝馬限定の重賞でも重視して予想すべきと判断している。 但し、デアリングハートは、エリザベス女王杯では、微妙に長い距離が問題になりそうである。2着には、ヤマニンシュクル(四位)が何とか差し込んだ。ヤマニンシュクルは、秋華賞でスイープトウショウと互角の競馬をした実績がある。 スイープトウショウが、その後に、春のグランプリレースである宝塚記念を制していることを考えると、ヤマニンシュクルにとって、牝馬同士の別定のG3であるクイーンステークスは、負けられない一戦であった。 ヤマニンシュクルは、スタートが悪く、後方11〜12番手でレースを進めた。そして、ヤマニンシュクルは、3コーナーあたりから外々を回って追い上げ、4コーナーでは早くも3番手に取り付いた。 しかし、ヤマニンシュクルは、開幕週のイン有利な馬場で不利な外を回ることによって脚を使ってしまったので、いつもの差し脚を披露できずに、2着に敗れた。 ヤマニンシュクルは、デアリングハートに完敗してしまったが、開幕週の馬場で不利な外を回らされたことを考慮すると、悲観すべき内容ではない。 よって、競馬理論は、ベストの条件となるエリザベス女王杯ではヤマニンシュクルを重視して予想しようと考えている。 3着には、去年の覇者であるレクレドール(柴山)がインから差した。レクレドールは、うまくインを走ることができ、直線でも2番手に上がりそうな勢いで差し込んできたが、思ったほど伸びず3着に敗れた。レクレドールの好走は、開幕週で有利なインを走ったものによるものである。 つまり、レクレドールのレース内容は、上位2頭のデアリングハート及びヤマニンシュクルのレース内容よりもかなり劣る。 よって、レクレドールが一線級のメンバー相手に好走する可能性は低いと競馬理論では判断している。注目していた3歳馬ブルーメンブラッド(川島)は、見せ場なく6着に敗れた。 今年の3歳世代のレベルを考えれば、重賞でも通用するはずと競馬理論では考えていたが、残念な内容であった。競馬理論は、今後も、3歳馬と古馬とを比較検討し、3歳世代のレベルを分析する。 これによって、競馬理論は、世代間のレベルの違いによって人気の盲点となっている穴馬を発見したいと考えている。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
第53回北海道新聞杯クイーンステークス
2005 / 08 / 14 ( Sun )
クイーンステークスは、人気の二頭が共倒れで高配当決着となった。 クイーンステークスのポイントは、何と言っても馬場状態である。この日の札幌競馬場の芝は、開幕週ということもあり、インが有利であった。 結果として、インを走った馬が1〜4着までを独占した。
勝ったのは、レクレドール(蛯名正義)である。 レクレドールは、近走の凡そうで人気を落としていたが、ローズステークス(G2)を制しているように、実力は上位である。 レクレドールの近走は、展開や馬場が不向きであったので、度外視できる。 つまり、レクレドールは、展開さえ嵌れば、去年のローズステークス程度走っても おかしくないと競馬理論では判断していた。レースでは、レクレドールは、人気のデアリングハート(後藤浩樹)の直後のインを 追走していた。レクレドールは、デアリングハートが動くのを見計らって、4コーナで並びかけた。レクレドールは、早めに先頭に立ってしまったが、ヘヴンリーロマンス(松永幹夫) の追撃をハナ差凌いだ。レクレドールの勝利は、イン有利の馬場に助けられたのも確かであるが、 自分から勝ちにいってのものだけに価値があると競馬理論では判断している。 2着には、ヘヴンリーロマンスが追い込んだ。 ヘヴンリーロマンスは、間隔が開いていたので、人気の盲点になっていた。しかし、ヘヴンリーロマンスは、サンスポ杯阪神牝馬S(G2)を去年の暮れに勝っており、 能力自体は通用する。また、ヘヴンリーロマンスは、1枠でサンスポ杯阪神牝馬S(G2)を勝ったように、 ラチ沿いを走ると好走する。競馬理論では、ヘヴンリーロマンスも上位争い候補の一頭と見ていた。 レースでは、ヘヴンリーロマンスは、勝ったレクレドールの直後のインを追走し、ゴール前ではレクレドールにハナ差まで迫ったが、2着であった。 ヘヴンリーロマンスは、開幕週のイン有利の馬場に助けられた感がある。 しかし、ヘヴンリーロマンスは、牝馬同士であれば、能力上位なので、得意なラチ沿いを走れそうな内枠であれば、今後も注意が必要と競馬理論では判断している。 3着は、チアフルスマイル(横山典弘)であった。横山典弘騎手は、この日の馬場状態を把握しており、どのレースでもイン差しを 狙って競馬をしていた。このレースでも、横山典弘騎手は、チアフルスマイルをラチ沿いに導き、 直線でもインを突いた。しかし、横山典弘騎手がレース後に述べているようにインにこだわりすぎたがために、チアフルスマイルは、前が詰まってしまい追い込み届かず3着に終わった。 チアフルスマイルは、前が塞がらなければ差しきったように見えた。 しかし、横山典弘騎手がインを突いたので、チアフルスマイルに脚が残っていたようにも思える。 以上のように、チアフルスマイルの評価は微妙である。ただし、チアフルスマイルは、牝馬同士なら差のない競馬を今後も続けると、 競馬理論は判断している。4着は、人気のデアリングハートであった。 デアリングハートは、二頭が競り合った直後のインを追走する絶好の展開であった。しかし、デアリングハートは、4コーナで外からレクレドールから被されると、 一杯になってしまい、惨敗した。デアリングハートは、牡馬とのG1であるNHKマイルカップで好走して人気になった。 競馬理論でも、デアリングハートを本命にしてしまった。 しかし、デアリングハートは、今回のレースをみると、このメンバーでは力不足 と競馬理論は判断した。冷静に考えれ見れば、デアリングハートのNHKマイルカップの好走は、 超スローペースの展開に恵まれたものと判断していた。また、デアリングハートの桜花賞も競馬理論では展開に恵まれたものと判断していた。それを考えれば、デアリングハートのクイーンSは、過剰な人気であったとも考えられる。 つまり、デアリングハートが今後も人気であれば軽視すべきと競馬理論では判断する。 もう一頭の人気馬のダンスインザムード(藤田伸二)は惨敗した。ダンスインザムードは、スタート後折り合いを欠いて、逃げたスターリーヘブンと競り合った。 その結果、ダンスインザムードは、直線では脚をなくし、惨敗した。 ダンスインザムードの能力の高さは競馬理論も認める。しかし、ダンスインザムードは、いつも人気になるので、今の能力を出し切れないレースが続く 近況では今後も軽視すべきと競馬理論は判断している。 予想屋マスター公式ブログの気になるランキングをみる |
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