第43回函館記念
2007 / 07 / 24 ( Tue )
エリモハリアーは函館記念3連覇で完全復調を果たしたと判断していいのか?


第43回函館記念は、エリモハリアー(武幸四郎)の3連覇で幕を閉じた。


第43回函館記念は、コスモテナシャス(津村)の競走除外により、スローペースの競馬となった。
スローペースの流れによって、第43回函館記念は、時計的にどの馬でも走れるレベルとなってしまった。
更に、函館競馬場の芝コースのイン有利な馬場状態も影響して、第43回函館記念は、底力比べというよりも、スムーズに無駄な距離を走らないことが結果に重要な影響を与えるレースとなってしまった。
これらのことが、エリモハリアー及びロフティーエイム(柴山)に味方して好走してしまったので、第43回函館記念は、馬単4万3370円という波乱の決着となってしまった。


競馬理論は、函館記念を2連覇中のエリモハリアーの能力には敬意を表しながらも、前哨戦の巴賞のシンガリ負けの内容があまりにも酷いので、エリモハリアーを無印としてしまった。
第43回函館記念において、エリモハリアーは、中段よりやや後方のインを進み、4コーナーまでインで待機し、直線に向いて外に持ち出されると、内で粘る馬をまとめて差し切って、先頭でゴールした。
エリモハリアーは、第43回函館記念の勝利で、函館記念3連覇を果たしたように、函館コースならば本当によく走る。
しかしながら、エリモハリアーの第43回函館記念の勝利は、力でねじ伏せたこれまでの函館記念の勝利と異なり、馬場状態や展開などすべての面で恵まれてのものである。
よって、第43回函館記念の勝利だけで、7歳馬のエリモハリアーに衰えが見られないと判断するのは危険である。
つまり、エリモハリアーが第43回函館記念の勝利によって次走の札幌記念で人気になるようであれば、競馬理論は、エリモハリアーを札幌記念では軽視して予想すべきと判断している。


第43回函館記念の2着には、52キロと最軽量のハンデのロフティーエイムが入った。
ロフティーエイムは、エリモハリアーより前のインコースから競馬を進めて、直線ではエリモハリアーと馬体を併せて追い込んだが、ゴール前でエリモハリアーに交わされてしまい、2着に敗れてしまった。
ロフティーエイムの第43回函館記念の2着は、エリモハリアーと同様に、馬場状態や展開などすべての面で恵まれてのものである。
その上、ロフティーエイムは、52キロのハンデにも恵まれており、内容的にはエリモハリアーよりも更に見劣る。
つまり、ロフティーエイムの第43回函館記念の2着には、高い評価を与えてはならない。
そのため、競馬理論は、第43回函館記念の2着によってオープン入りしたロフティーエイムを次走以降も軽視して予想しようと考えている。


第43回函館記念で人気となったサクラメガワンダー(岩田)及びアドマイヤフジ(福永祐一)は、3、4着に敗れた。
アドマイヤフジは、スローペースの流れを2番手から追走したにもかかわらず、ゴール前で止まってしまい、4着に敗れた。
一方、サクラメガワンダーは、エリモハリアーの直後のインというイン有利な馬場を生かした位置を追走したにもかかわらず、目立った伸び脚を発揮できずに、3着止まりであった。
このように、サクラメガワンダー及びアドマイヤフジの二頭ともに、人気を裏切っただけでなく、レース内容的にも高い評価に値しない内容であった。 よって、第32回函館記念で人気を裏切ったサクラメガワンダー及びアドマイヤフジが、次走以降の重賞で巻き返す可能性は高くないと競馬理論では判断している。


第43回函館記念でもう一頭の人気馬の3歳馬ナムラマース(秋山)は、6着に敗れてしまった。
ナムラマースは、逃げるマイソールサウンドの直後のインという絶好位から競馬を進め、直線で最内を突こうとしたが、前が開かず脚を余して敗れてしまった。
競馬にタラレバは禁物だが、前が詰まりさえしなければ、ナムラマースが第43回函館記念を制していたであろう。
つまり、ナムラマースの第43回函館記念での敗戦は、度外視することができる。
よって、競馬理論は、レベル高い3歳世代のナムラマースに、次走以降も高い評価を与えるべきと判断している。


以上のように、エリモハリアーが、函館記念の3連覇を果たし、歴史にも名を刻んだ。
しかしながら、第43回函館記念はレベルが非常に低いので、第43回函館記念に出走したほとんどの馬が次走以降で好走する可能性は低い。
唯一の例外は、直線で不利がありまったく競馬にならなったナムラマースだけである。
よって、競馬理論は、次走以降のレースにおいて、ナムラマースには高い評価を与えるが、ナムラマース以外の馬には高い評価を与えるべきではないと判断している。


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第42回農林水産省賞典函館記念
2006 / 07 / 23 ( Sun )
混戦が予想された第42回函館記念は、終わってみると、1から3番人気での順当な決着となった。競馬理論では、今週は函館記念を振り返る。


まず、第42回函館記念の最大のポイントは、勝ち時計の2分5秒1からも分かるように、前日の馬場よりお2〜3秒程度時計を要する非常に重い馬場状態で行われたことである。競馬理論は、ここまでの馬場悪化を想定できず、切れ味勝負のマチカネメニモミヨ(藤田信二)を本命にしてしまった。


マチカネメニモミヨは、この馬場では、能力を発揮できずに、見せ場もなく敗れてし まった。しかし、敗因はハッキリしているので、マチカネメニモミヨの次走以降の巻き返 しに期待したい。


そのような馬場状態で行われた函館記念であるが、去年に続き、エリモハリアー(安藤克己)が勝利を収めた。エリモハリアーは、去年は六番人気であったが、今年は堂々の一番人気に応えての勝利となった。


エリモハリアーは、ストーミーカフェ(武幸四郎)のハイペースの逃げを追いかけずに、中段よりやや後ろの位置を進み、4コーナでは徐々に先段に進出した。


そして、安藤騎手が仕掛けると、エリモハリアーは、狭いところを抜け出し、粘るエアシェイディ(後藤浩樹)を捉えて、1馬身差で快勝した。エリモハリアーは、展開に恵まれた感が否めなかった去年の内容よりも、非常にい い内容で函館記念を制した。


よって、エリモハリアーは、6歳馬ではあるが、確実に力を つけてきている。競馬理論では、エリモハリアーが次走の札幌記念(G2)でも上位争い必死と判断している。すると、エリモハリアーが、サマー2000シリーズの初代チャン ピオンとなる可能性まであると競馬理論では判断している。


2着はエアシェイディが先行して粘り込んだ。エアシェイディは、ハイペースの展開の中で3番手を進み粘りこみを見せたが、エリモハリアーの差し脚に屈して2着に敗れた。


しかし、競馬理論は、エアシェイディのレース内容を、エリモハリアーのレース内容と互角以上であると判断している。なぜなら、エアシェイディは、ハイペースの中で自ら勝ちに行ったのに対し、エリモハリアーは後方で待機していた。


また、エアシェイディは、重賞未勝利にもかかわらず、57キロのハンデを背負っていた。更に、エアシェイディは、不得意な道悪競馬にもかかわらず2着を確保した。


このような事から、エアシェイディは、敗れはしたが、函館記念で能力の高さを示した。エアシェイディは、まだ底を見せておらず、今後も順調に競馬を使えるようであれば、重賞戦線で楽しみな存在になると競馬理論では判断し ている。


3着には、上がり馬のマヤノライジン(池添)が差し込んだ。マヤノライジンは、3コーナから外を回って徐々に進出し、ゴール前までいい脚を使った。


マヤノライジ ンは、終始外を回っており、力をつけていることを証明した。マヤノライジンは今後も成長を続ければ、重賞でも上位争いの常連となるであろう。


4着には、アスクジュビリー(横山典)が追い込んだ。アスクジュビリーは、横山騎手の決め打ち乗りで最後方から競馬を進めた。ハイペースのレースとなったので横山騎手の好判断が功を奏して、4着に追 い込んだ。


競馬理論は、アスクジュビリーの4着を展開に恵まれてのものと判断している。よって、アスクジュビリーは、重賞戦線では能力的に厳しいと言わざるを得ない。


函館記念では、人気馬の2頭(エリモハリアー及びエアシェイディ)が、実力どおりの競馬を見せた。この2頭は、今後の重賞戦線でも注目すべき存在になりそうと競馬理論では 判断している。


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第41回函館記念
2005 / 07 / 24 ( Sun )
函館記念は、巴賞の1着及び2着馬でそのまま決着した。

前哨戦のワンツー決着にも関わらず、高配当となったのは、 巴賞は不良馬場の影響による結果と思われていたからである。勝ったのは、巴賞も快勝したエリモハリアー(北村浩平)であった。エリモハリアーは、ブルートルネードの逃げの直後のインの3番手を追走し、直線で仕掛けられると、抜け出して快勝した。エリモハリアーは、7番人気で勝った前走がフロック視され、今回も人気にならなかった。しかし、前走の巴賞を振り返ると、エリモハリアーは、道悪に助けられたとはいえ、強い内容であった。
その上、エリモハリアーは、前哨戦を快勝したにも関わらず、1キロ減の55キロの ハンデとなった。つまり、エリモハリアーが勝っても何ら不思議はなかったと競馬理論では判断している。ただし、エリモハリアーは、函館記念でスローのインの3番手から抜け出した。つまり、エリモハリアーは、ハンデ及び展開に恵まれて勝利したので、次走以降人気になるようであれば、過剰な評価を控えるべきと競馬理論では判断している。
2着は、ブルートルネード(横山典弘)であった。横山典弘騎手はスローになると判断すると、逃げの手に出た。ブルートルネードは、スローの単騎逃げの展開によって、2着に粘った。競馬理論では、ブルートルネードを軽視していた。なぜなら、ブルートルネードは、前走の巴賞では、道悪を利して、馬場の荒れていない内の一頭分を走って好成績を収めたからだ。 ブルートルネードの近2走は、最高の展開に恵まれての成績である。
よって、ブルートルネードは、今後よほど弱いメンバーでない限りオープンでは通用しないと競馬理論では判断している。3着はウイングランツ(松岡正海)であった。ウイングランツは、距離不足の中、3コーナから捲って3着に追い込んだ。
ウイングランツは、スローな展開で追い込んでおり、内容は悪くない。ウイングランツは、得意の長距離戦なら注意すべき存在であると、競馬理論では判断している。4着は、マチカネメニモミヨ(四位弘文)であった。マチカネメニモミヨは、競馬理論の本命であった。マチカネメニモミヨが巴賞で大外を回って差のない3着に追い込んだ内容を競馬理論では評価したからである。しかし、結果として、マチカネメニモミヨは、スローペースに殺され、4着までしか追い込めなかった。
マチカネメニモミヨは、一度交されたエアセレソンを差し返しており、内容としては悪くない。マチカネメニモミヨが、ウイングランツが捲った時に仕掛けていれば、2着に届いていたと思われる。
このことを考えれば、マチカネメニモミヨは、メンバー次第では重賞に手が届くと競馬理論では判断している。


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